スパビジネスが人気を博してきたエストニアであったが、ここにきて投資を凍結する案件が増えている。
エストニアとラトビアで数件のスパホテルを運営するLegendijuhtimiseでは、投資が無駄にならないように今は投資を凍結することを決めたと凍結理由を説明している。
経済ニュースBBNによると、不動産ブームに乗ってスパ建設も脚光を帯びたが、景気後退が進むこの経済環境を前に観光客の減少が予測できることからスパ建設も下火になってきた。
これまでにスパ建設を凍結させたのは、Bonnard KinnisvaraによるTürisaluでのスパ建設、Alvar Jaamu氏が計画していたHiiumaa島のKärdlaでのスパ建設、そしてPaldiski港の会長を務めるRobert Antropov氏が計画していたVõsuでのスパ計画などとなっている。
LETAによると、この9月期のインフレ率は14.9%にまで低下したという。
中央統計局資料では、商品価格で14.5%、サービス価格で15.9%の価格上昇が見られた。
この夏以降、これまで続いた強いインフレ性向も下降し始め、この9月の下落により4ヶ月連続の低下となっている。
経済ニュースBBNによると、タリンの食品価格は他欧州諸国の首都よりも上手く価格管理が出来ていた。
9月に行った調査の結果、食品価格はリガ、プラハ、ストックホルムで平均27〜28%高騰した一方で、ベルリンやブラチスラバで11〜12%、そしてタリンで約17%の高騰に留まる結果が報告された。
EU諸国中、最も食品価格が高かったのはパリで、一番安かったのはワルシャワであった。
タリンの食品価格を取上げると、ヨーグルト、ソーセージ、キャベツ、オニオン、バナナ、オレンジで他首都よりも安く、ポテト、キューリ、ミルクチョコ、チーズが他首都よりも割高であった。
LETAによると、EU加盟国が金融機関が破綻した場合、最大で5万ユーロまで預貯金を補償するといったペイオフを実施したことを受けて、EU加盟国であるラトビアでも他EU諸国同様に最大で5万ユーロまで預金者の預貯金を補償することになった。
今回の決定は、政治的判断によるもので預金保護により市民の混乱を避けることが目的とされている。
BNSによると、エストニアでこの所強盗が多発しているいう。この7日にもカジノが襲われこの数ヶ月間でカジノを襲う強盗が頻発している。
カジノを襲う強盗はマスクをし、手にはハンドガンを握り締めカジノに入ってくるといい、7日もムスタマエのカジノに早朝の5時12分押し入り、1000ユーロ強を強奪していった。
この数ヶ月間にエストニア全土で20件近いカジノ強盗が発生しているが、殆ど逮捕までには至っておらず警察も頭を抱えている。
武装した強盗は、一旦逮捕されれば、エストニアでは最大15年間の服役が言い渡される。