消費者保護委員会がいくつかの不動産会社に対し、著名不動産サイトCITY24でマンションを1000クローン(約1万800円)で販売するとした広告を張っていたことで不当表示販売の疑いがあるとして説明を求めていると地元紙アリパエブが伝えている。
同委員会のMarje Kokk副代表がマンションを1000クローンで売るとする広告は、明らかに不当表示の疑いがあると広告の内容の信憑性の説明を求めると述べている。
1000クローンでマンションを売り出した仲介のLuxKinnisvara Ltdによると、販売物件の一つを1000クローンという値付けしたのは建て主の依頼に基くもので、同マンションの市場価値は160万クローン(約1728万円)相当だという。
エストニア統計局によると、最低賃金が4348クローン(約4万7000円)であるエストニアが同じく1万855クローン(約11万7240円)のアメリカよりも食料品価格が高く、生活を逼迫させているという。
鶏のフィレ、卵、チーズ、オレンジジュースなどがタリンよりもニューヨークの方が安いという。
一部の商品価格は隣国フィンランドよりも14%も高いと報じられており、5年前にエストニアの食料品価格がフィンランドよりも65%も安かった時代から大きく様変わりしている。
地元紙Eesti Päevalehtによると、エストニアでインターネットを通して医薬品を海外から取寄せる人が増えているという。
税関では、今年340件の品質に疑いのある医薬品送付を摘発した。
ネットを介した医薬品の購入は、ここ最近だけでも30%近く増えている。
税関によると、ネット販売される医薬品の62%が不法商品か人体に危険を来たす成分を含んでおり、容易なネットでの購入に警鐘を鳴らしている。
現在、エストニアでは医薬品のネット購入は認められておらず、税関では不法にネット購入された医薬品を発見した場合は、全て送付先に戻している。
エストニアで振り込み詐欺が増えている。経済ニュースBBNによると、数ヶ月間に渡りリトアニア人11人が電話で警官の振りをしてエストニアで振り込み詐欺を働いていたとして逮捕されていると報じている。
この4月以降逮捕された11人等が700人ものエストニア人に電話をかけ、家族が自動車に遭ったとか問題に巻き込まれたとか、緊急のお金が必要になったとかいった理由で送金を求める詐欺を働いていた。
報告では、80人余りの市民等が振り込みをしてしまっており、その金額は1件当たり5000クローン(約5万4500円)から5万クローン(54万5000円)にも上るという。
ELTAによると、石油会社Lietuva Statoilの資料では、バルト3国の中で最もレギュラーガソリン価格が高いのはエストニアの3.96リタス(約194.04円)で、ラトビアの3.93リタス(約192.57円)はリトアニアの3.95リタス(約193.55)よりも安く、ラトビアが一番ガソリン安い事が分った。
ディーゼルはエストニアとラトビアが4.39リタス(約215.11円)で、リトアニアの4.28リタス(約209.72円)を上回る価格で販売されていた。
リトアニアでは、先週末からガソリン代が値下げられ始めており、原油価格の下落が続けば、引き続き販売価格は更に値下げされると見られている。