米ブルームバーグによると、露ガスプロムが年末までに天然ガス価格が1000立方メートルあたり500ドルに達すると示唆している。
世界最大のガス会社が目標ガス価格を示唆したものと見られ、今後価格の動向が注目されることになる。
実際にガス価格が500ドルの水準に達した場合、ガス価格は現状からは22%も値上がりする事になる。天然ガス価格の高騰は、過去最高の144ドル/バーレルといった高騰を見せる原油価格とリンクして価格が決められていることから、原油価格の高騰が落ち着きを見せない限り、値下がりすることはない。
地元紙アリパエブによると、もしエストニアが本気でユーロの導入を考えるの出れば、近い将来エストニア・クローンとユーロの交換比率を引き下げ、通貨切下げが必須となるという。
通貨委員会では、クローンとユーロの固定交換比率はユーロ導入まで現在の比率が維持されると強調するが、中央銀行のLivia Kulm広報は、一旦エストニアがユーロ導入の条件をクリアしたら、欧州経済・財務相理事会(ECOFIN)は各国の実情を再調査することになると順調にユーロ導入が進むかは不確定要素が多々あることを示唆している。
同氏は、ECOFINは正当な交換率を見直す可能性があるが、今の所は、現在のルールに沿ってユーロ導入の可否が判断されると語っている。
エストニアでは、ユーロ導入がEU加盟に次ぐ最大の目標の一つとなっているが、現在の交換比率の高さから、高インフレに苦しむという現状に苦しんでいる。
株価が大暴落しているアメリカ最大の自動車メーカーGeneral Motorsの事業価値が510億クローン(約5508億円)にまで下がり、3年前に買収されたハンサバンクの買収金額670億クローン(約7236億円)を大きく下回った。
経済ニュースBBNによると、既に株式の上場を止め未公開化されたハンサバンクの実際の価値が如何程になるのかは現在の所試算されていないが、去年まで世界最大の自動車メーカーとされたGMの価値を上回るとは信じ難いとの声が挙がっている。
しかしながら、昨年投資銀行のGILD Bankersがハンサバンクの時価価値を試算した際には、買収時の金額を大きく上回る890億クローン(約9612億円)と試算されていた。
事業規模の拡大を計るAgrowill Group ABは先月エストニアの酪農大手のPõlva Agroの買収合意し、合併書類の作成とその作業を終えたことを明らかにした。
LETAによると、今回のM&Aでは、4840万リタス(約23億5224万円)の買収金額となったといい、事業拡大の姿勢を休めないAgrowillでは、今度はモルドバの企業の買収に着手しているという。
テレビ局Latvian Independent Television(LNT)の07年度の売上高が997万1892ラト(約23億7331万円)となり、06年度期比で8.8%の増加となった。
Lursoftによると、同社の06年度の売上高は915万8396ラト(約21億7970万円)であった。
一昨年、同社は46万6383ラト(約1億1100万円)の黒字を生んだが、昨年は売り上げ増も収益は146万ラト(約3億4748万円)の赤字を計上した。
LETAによると、07年度の実績は期待を上回るものとなったが、会計基準の変更により、最終的に損失を計上せざる得なくなったという。