ポーランド-ベラルーシが開催したフォーラム「Good Neighborliness 2005」において、ベラルーシ企業がポーランドへ鋼鉄を供給する総額2200万ドルにも及ぶ2つの契約を締結したことが27日分かった。
鋼鉄の売買契約は、ベラルーシの冶金工場の代理店を勤めるポーランドのユーロスタンダード(Eurostandard)とポーランドの提携先企業との間で締結された。
また、明日にはミンスクトラクター(Minsk tractor)がポーランドのPronarとの間に400万ドル相当の組立用コンポーネントセット契約を受注すると見られている。
モルドバのウォロニン大統領は先週の4日、モルドバに対してモスクワが何かしらの制裁を課すことは有りあえないと信じるとコメント発した。
同大統領によると、ロシア連邦およびロシア大統領がモルドバに対し何かしらの制裁を課すことは考えられず、報道で流れているモルドバとロシアの関係が修復不可能になるような事態はあり得ないと語った。
同大統領によると、制裁が選択肢になり得ない事の理由として、モルドバがCIS諸国内で最も高値でロシア産のエネルギーを購入していることやモルドバ企業の80%がロシア資本であることなどを挙げている。
ウクライナ副次メタル協会(UAVtormet)によると、1月のウクライナの鉄屑輸出が20.8%減の16万2900トンとなった。昨年12月にはウクライナから17万5700トンの鉄屑が輸出されていた。
同協会では、2月の輸出額も15万トンを超える水準にはならないとしており、新規契約を何れかと結ばない限り、同様の水準が続くとしている。
昨年のウクライナでは、鉄屑輸出は35.2%増加し244万トンを輸出していた。
2004年度のベラルーシ-ロシア間での貿易額がベラルーシの貿易総額の58.5%を占め、ロシアを除く貿易相手国には、ドイツがシェア5.3%、イギリス4.1%、ポーランド4%、ウクライナ3.6%、オランダ3.5%、リトアニア1.8%、中国およびイタリアが1.5%、ラトビア1.4%などとなった。
統計分析省によると、昨年ベラルーシからの輸出総額は60億ドルとなり、輸入総額では110億ドルを記録した。昨年ベラルーシからは151カ国へ商品輸出がされている。
UkrTransGazによると、ウクライナが40億UAH(7億5000万ドル)を投じて天然ガスパイプラインのシステムを近代化することを計画している。
投資は、ガスの抽出ステーションの改修とパイプラインシステムの効率の向上などに振り向けられる予定。現在、Naftogaz Ukrayinyの子会社であるUkrTransGazは、ロシアのガスパイプラインの85%を欧州へ輸送している。
UkrTransGazは2004年度に60億UAHの売上げを計上しており、収益は2億UAHに達している。今年同社では、昨年期比3.7%増の1249億㎥のガスを輸送する計画を立てている。