07年9月期のリトアニアのインフレ率が7.1%に達している。インフレが高水準に達して入るものの、リトアニアのそれは依然、ラトビア、エストニアと比較すれば、まだ若干低い水準を保っている。
リトアニア統計局によると、価格の上昇が顕著となったのは、食料品と非アルコール系飲料の2つで、価格は12.7%の高騰となっている。住宅関連の支出も光熱費、水道代なども12.5%の値上がりとなっている。
光熱費などは来年度も大幅な値上がりが予測されており、世帯支出は今後も増加を辿ることは確かと見られている。
酪農メーカーRokiskio Suris Groupの07年1-9月期の売上高が5億1331万1000リタスに上っている。
今期の売上高は昨年同期の3億7758万6000リタスから実に36%の増加となる。
9月単独でも売上高は昨年同月の4924万1000リタスから30.46%増の6424万1000リタスと順調に売上を伸ばしている。
食品価格の上昇により、中小の食品メーカーが破綻の危機に直面することもあり得ると噂されている。
農業製品促進センター代表のInguna Gulbe氏は、現在の市場環境を踏まえると、零細企業が生き延びていくには既に無理があると、エネルギーや肥料などありとあらゆる物が上昇する今日で中小企業の生き残りは難しいと、特に零細農業従事者の破綻もあると懸念をしさている。
今後は、廃業するものや競合と合併するものなど、いろいろな手段を講ずることで企業の淘汰が起こると見られている。
一方で、穀物価格が世界的に25%も値上がりしているように、国内のパン価格も年末までに50%、そして牛乳も20%は値上がると見られている。
ホテル各社が今後も値上げを計画している。9月にも大幅にホテル代金を値上げしたホテル業界だが、今後も引き続き値上げをしていくことを示唆している。
エストニア統計局によると、9月にホテル業界では12%の値上げを行っている。9月期のエストニアの物価指数は、前年同月比で7.2%の上昇となっており、エストニアではありとあらゆる物が軒並値上がりしている。
インフレ圧力が高まる一方のエストニアでは、現在インフレ率は7%となっており、この流れは今後も継続するものと見られている。
Broadgate Capitalが運営する『The New Europe Opportunity Fund』が旧市街地に位置するPikk 36の建築物を買収したことを明らかにした。
旧市街地に位置する歴史的建築物に当たる5000平米の同建築物は、来年まで現状のまま使われるという。今は、オフィスとして使われており、契約では08年の7月まで今の借主が使い続けることになる。
借主が引越しし次第、修繕し、マンションに改築される計画。
同建物の北側からは海を望むことが出来、南側からは旧市街を窺うことができる。隣接には有名イタリアンのBoccaや徒歩200メートルでラエコヤ広場まで足を伸ばすことが出来る。
Broadgate Capitalでは、04年3月のバルト3国進出しており、運用資産は6100万ユーロに上っている。