大手チーズメーカーのRokiskio Surisが07年上半期に1320万1000リタスの収益を計上し、前年同期比で2.8倍増を達成した。
1-6月期の売上高は3億1311万3000リタスとなり、31.4%増加した。
エストニア最大の不動産会社の1つであるPindi KinnisvaraのPeep Sooman代表がエストニア不動産市場のおとぎ話はもう過去のお話と日刊紙アリパエブとのインタビューで語った。
同氏は、国内の不動産市場はこれまでのように勢い良く価格が上昇するという時は去り、経済の一般常識通り、今後は下落しつつも正常化していくと示唆している。
同氏によると、不動産市場は、今、正に苦難のときに直面しており、ユーロ建て金利は以前の2%から今では4.7%まで上昇している。これまでの低金利により、消費者の購買力は30%近い伸びを続けてきた。しかしながら、もし今日借入れ期間30年もののローンで100万クローン(約1000万円)を借り入れたら、月に5500クローンの支払いが必要となり、この支払額から換算すると、2年前では140万クローン借り入れる事が出来た勘定となる。
Sooman氏の見通しでは、現在の不動産市場は底にあるが、売り手市場のおとぎ話も終わりを告げているという。同氏によると、今後は、購入者の希望に沿った不動産の購入がますます容易になる事になる。
巨大メディアEkspress GroupがDelfi買収の為に金融機関から4310万ユーロのシンジケートローンの借り入れ契約を締結した。契約期間は5年間となっている。
金利は、6ヶ月ものEURIBORにリンクし、マージン幅は0.9%から1.7%となっている。
独禁局も買収を承認したことからEkspress GruppはDelfiを傘下に置くInterinfo Balticの株主へ5400万ユーロを支払うことになる。
エストニア最大の酒造Saku Õlletehase ASが07年上半期に4億6400万クローンの売上を計上した。売上高は、昨年同期比では33%増となっている。
しかしながら、販売高が33%の増加を見せたにも拘らず、純利益は高額配当を行ったことが響き、2800万クローンに留まり、昨年同期比で19%も減少した。
飲料販売は、16%増の4900万リットルを記録し、ビールの販売高は3730万リットルと全販売高の過半数を占めた。
市場調査会社AC Nielsenによると、エストニアのビールシェアはSakuが51%を占め、次いでAleCoq Breweryが34.3%のシェアを得ている。
エストニア独禁当局がEkspress Gruppが発表したDelfiの買収を承認したことが発表された。
これによりEkspress Grupp傘下のZinsinがDelfiの親会社であるInterinfo Balticを8億4600万クローン(約85億円)で正式に買収することになった。
買収資金はIPOで得た資金とSEB Ühispank、Sampo PankそしてNordea Pank等が組織するシンジケートローンをあてるという。
Delfi Groupの2006度収益は8900万クローン(9億円強)であった。