ロシアの元高官であるYevgeny Primakov氏がモスクワタイムス(The Moscow Times)に『今こそエストニアへ強力な制裁を課す時だ』と寄せている。
同氏は、なぜロシアがエストニアへ経済制裁を課さなかったのか?と疑問を呈しており、エストニアが戦勝記念碑の移転時にロシアは何かしらの制裁を課すべきだったと私見を述べている。
同氏の意見では、ロシアはエストニアを介した原油輸出では最大のシェアを得ており、実際、輸送事業を手がけるSeverstaltrans Groupがエストニアの運輸会社Spacecom株70%を所有していることから同様の企業が影響力を行使すれば、エストニアには多大な影響を与えることが出来るとしている。
地元紙アリパエブによると、エストニアに現在101名の国会議員がいるが、資産額が最大となったのは2度首相を務めたことがあるMart Laar氏で、上場株360万クローン(約3800万円)相当を所有しており、国会議員でもっとも資産持ちであるというの称号を得た。
Mart Laar議員は、昨年Milton Friedman賞を受賞し、その後50万ドルを投資に回したという。同議員は、投資に関し、ハンサバンクのアセットマネージメントにアドバイスを得て投資先を決めているという。因みに保有株の一部は、グルジア銀行株だという。
Mart Laar議員に次ぐ資産持ちには、Imre Sooaar大臣で、資産はハンサバンクのファンドに投資されており、資産額は340万クローン(3500万円)であった。
同議員は、Padasteのマナーハウスも所有しており、面白い所では、タリンク株825株なども所有している。
近い将来に乳製品が値上がりされることは間違いないようだ。ロシア向けの乳製品が輸出規制を受けることで酪農業界では売上減を販売価格に載せていく方針であるという。
Rokiskio SurisのDarius Trumpa代表は、乳製品の輸出制限は唐突で多くの企業で混乱を招くだろうが、牛乳加工業者にとって必ずしもデメリットばかりを齎すわけではないという。
EUでは、業者へ助成金を与えることになっており、助成金は商品価格の5〜10%の範囲で援助される。
ただし、輸出制限が掛かることで輸出量の低下分を価格引上げで対処されることは確実で、同時に高インフレの現状下からも乳製品の価格は上昇せざる得ない状況が続くことになる。
2006年度中にロシアから海外送金された総額でモルドバがCIS諸国中、第5位であったことが明らかにした。
モルドバでは、昨年5億2500万ドルをロシアから受領しており、ロシアからCIS諸国向けに送金された総額の約8.7%を占める結果となった。
ロシア銀行によると、最大の受け手にはウズベキスタンが全体の16.7%相当となる約10億ドルを受け取っており、次いでタジキスタンが15.9%、9億5700万ドル、ウクライナの15.4%、9億2700万ドル、アルメニアの10.1%、6億400万ドルなどとなっている。
ロシア政府が承認した8月1日からサンクトペデルブルグの公共料金値上げ決定でシティーサービスに追い風が吹こうとしている。
リトアニアの不動産管理会社大手シティーサービスは、サンクトペデルブルグに敷地280万平方メートルにあるマンション群を管理しているが、今回の公共料金値上げで400万リタスの収益増が期待されている。
同社では、今後も今年年末までに政府が進める国営マンションの民営化にも応札を入れる予定で、ロシアでの業務の拡大を図るとしている。もし入札に成功すれば、管理面積は1070万平方メートルとなる。