07年度に入りエストニア企業からの投資が既に1億ラトに達し、海外投資額順位でエストニアがトップに立っている。
Lursoftと商業登記所による協同調査でエストニア企業によるラトビアへの投資総額は2億6813万ラトに達しているという。
今年度の投資総額押し上げ要因は、ハンサバンクによる投資が寄与しているという。実際にラトビアへの投資額の70%が金融産業に集中している。
欧米からバルト3国へ投資する場合、エストニアを経由することが大半で、その際にスウェーデンのスウェドバンク子会社であるハンサバンクが投資銀行としての役割を負っている。
ラトビアへの最も投資額が大きいエストニア企業はJSC Lohmus Havel & Viisemannで、投資額は1150万ラトに達し、次いでAlexela Oil ASが680万ラトと続いている。
3月の終わりにベラルーシで石油パイプラインに損傷が発見され、ディーゼル油がDaugava川に流出した件、ラトビア政府が25万ラト、35万5700ユーロの特別支出を余儀なくされた。
Aigars Kalvitisラトビア大統領は、先週の11日、災害除去費用として25万ラトの支出を明らかにし、除去費用はより膨らむことになるだろうと示唆している。
今災害は3月23日にベラルーシ国内のUnecha-Ventspils石油パイプラインが損傷し、Ulla川にディーゼル油が流出、そして3月26日にDaugava川まで被害が拡大した。
ベラルーシ当局によると、計120トンのディーゼル油が河川に流出したという。
国際通貨基金(IMF)の経済予測によると、08年度のエストニアの経済成長率は7.9%となると見られている。
7.9%の数字は、ラトビアの7%成長予測を上回る高成長率となっている。
IMFでは、エストニアの今年の経済成長率を9.9%と予測し、ラトビアを10.5%とEU諸国の中でも最も高い経済成長が予測されている。
因みにリトアニアのGDPは今年が7%、そして来年度が6.5%と予測されている。
また、インフレ率については、エストニアのそれは今年4.8%、そして来年度を5.3%と予測し、同様にラトビアを7.3%、6.5%、リトアニアを3.5%、3.4%とそれぞれ予測している。
旅客船グループ タリンク(Tallink Grupp)がフィンランドの造船会社Aker Yardsに新たな大型客船の発注を掛けたことを明らかにした。発注客船は約1億8000万ユーロで、09年春季にもタリンクに渡される。
新客船は、現在Cruise 5というコード番号で呼ばれているが、タリンクには昨年MS Galaxyという新客船が引き渡されており、そして08年にMS Galaxyの姉妹客船が引き渡されることになっている。
現在造船中にあるGalaxyの姉妹船は08年の完成後、タリン-ヘルシンキ航路に導入される予定で、その際にはMS Galaxyがトュルク-ストックホルム航路に移動されることになっている。
07年第1四半期の収益が44.6%増加した1380万リタスとなったことをSnorasバンクが発表した。同行資産は、期間中37%増加した45億9000万リタスに達している。
融資残高は、第1四半期に85.3%増の13億3000万リタスとなった他、預貯金残高も36.7%増の33億8000万リタスと順調な四半期決算となった。