エストニアの最大手不動産開発業者の一つArco Varaが昨年過去最高となる2億1700万クローンの収益を計上した。
06年度収益は、05年度期比でほぼ倍増している。
高収益を背景に、同社株主Arti Arakas氏、Richard Tomingas氏、Hillar-Peeter Luitsalu氏の3名は、配当を行うことを決め、計3200万クローン(約3億2000万円)の配当を受け取ることになる。
昨年は、いくつかの大型プロジェクトが上手く行った一方で、住宅部門での失敗を上手く補った。
06年度の売上高は05年度の4億7500万クローンから微増となる4億8300万クローンであった。
ウクライナの証券市場PFTS(The First Stock Trading System)の7日の取引でインデックスが37.67ポイントアップした877.6を記録した。
同インデックスは、今年年初の498.86から378.47ポイント、実に75.9%も上昇している。4月2日時点で同証券市場に上場する企業数は682社に上っており、内訳は、1部市場12社、2部市場42社、3部市場628社となっている。
また、7日の売買高は936万2434.10ドルであった。
国内大手石油会社の一角TNK-BPがユコスのガソリンスタンド網500店舗強の取得に向けて、次回の競売に応札する意志を示唆している。
同競売では、77億ルーブル(約3億ドル)がスタート価格となる。
同競売へは、大富豪であるSuleiman Kerimov氏が率いる投資会社Nafta-Moskvaも入札を示唆している。
これまでのユコス資産の競売は、殆どがロスネフチが落札してきており、今回漸く他社による落札機会が高いと見られている。
ユコスのガソリンスタンド網は、主に中央ロシアに集中している。
ロシアのSeverstaltransが進めていた自動車組み立て工場の建設計画がエストニアとロシアとの関係が悪化したことを理由に中止されたことが7日明らかになった。
Severstaltransは、エストニアに中国から各部品を輸入し、年間1万2000台あまりの四駆を組み立てる計画をエストニアに立てていた。
同社では30ヘクタールの土地を取得し、工場建設を計画していた。組立工場建設計画では、約8000万ドルが投資される予定であった。
ロシアの化学会社アクロン(Akron)がエストニアで計画していた投資計画をエストニアとロシアの関係悪化を理由に白紙に戻すことを示唆している。
同社は、ムーガ港(Port of Muuga)にターミナル建設を計画していた。
アクロンのAlexandr Popov副社長によると、同社はDry Bulk Terminal(DBT)の45%の株式取得オプションを所有しているという。既にターミナル自身の取り扱い許容量が不十分であることから、新たにターミナルの拡充を予定していた。投資計画総額は約4000万ドルであった。