ロシアの大手銀行の一角を担うアルファ・バンク(Alfa Bank)の06年度収益が前年期比で190%増となる49億7000万ルーブル(1億8833万ドル)となったことを中央銀行が9日発表した。
同行は、1990年創業で国内上位30行に入る大手の一行となっている。
タリン証券取引所は9日も寄付きから株価は下落して始まった。寄り付き直後から8日から続くパニック売りがあり、Tallinna Vesi、Eesti Ehitus、Merko Ehitusなどで大きく株価を落とした。
Tallinna Vesiは取引開始直後から株価は急落し暴落率は14.7%に達し、最安値は1株244.4クローン(15.62ユーロ)で取引された。次いでEesti Ehitusは10%下がった179.94クローン(11.5ユーロ)をつけ、Merko Ehitusも9.7%下落した344.23クローンで一時期取引された。
寄り付き後1時間ほどで売り一辺倒の流れは落ち着きを見せ始め、下落幅は縮小した。
午後に入り、株価は一気に上昇余力を高め大半の株で値上がり始め、一時期Harju Elekterでは前日比7%上昇し、その他でもEesti Ehitus、Kalev、Merko Ehitus、Saku、Starman、Tallink、Tallinna Kaubamajaなどで大量の買いが入った。
9日は最終的に午前中に連日の下落を記録し、後場から押し目買いが入った結果、最後には上げ基調に変化して終えている。終値ベースでは、Eesti Ehitusが6.33%上昇し、この日の最大の値上がりを記録した。
一方で9日の最大の値下がりを記録したのはTallinkで1.95%下げた22.63クローンで取引を終えた。
Joelahtmeゴルフ場に繋がる最高級住宅を建設する動きが活発になっている。一戸建ての高級住宅街は一戸800〜900万クローンとエストニアではこれまでにない史上最高額の高級住宅街が出現することになる。
Estonian Golf(EGCC Ltd)オーナーの1人Egon Mats氏は、この地域に起業家などのリッチな高所得者に限定した住居兼サマーハウスを建設することを示唆している。
計画では、年間10〜15戸を建設する計画だが、今年は年内に30戸を建設する予定となっている。一部の土地は海岸に接しており、高台に予定するクラブハウスからは海を展望できるといった最高の環境が整備されるという。
外国人が旧市街地や都心への不動産投資を好むのとは対照的に、地元民はある程度の距離のある静かな地域を好むといった傾向がある。エストニアの不動産ブームは都心から郊外へ拡大してきており、まだまだ廉価で近距離にある有望な土地を求めて地元民は都心部から郊外へ徐々に生活圏を広げようとしている。
クライペダ(Klaipeda)の住民で市中心部の新築マンションを購入することを決めていた市民が完成前に唐突に2倍の価格を支払うように強要されている。
購入契約に署名した市民らは、直に完成するマンションに転居することを楽しみにしていた矢先に開発業者から2倍の価格を支払うように要求され、開発業者は受け入れられなければ入居を許さないという傲慢な態度に出ているという。
マンション購入者は、これまでに手付金を2005年春夏に払っており、完成時に残りのバランス分を振り込む手はずになっていた。完成は当初2006年中旬とされてきたが半年以上も完成が先延ばしされている。
首都キエフでブロードバンド市場の激化に伴い料金の値下げが激しくなっている。Ukrtelekomが始めた新たな1ヶ月20ドルといった格安料金の市場投入で同社の顧客数は2倍増となり、首都のブロードバンド料金値下げの火花が散っている。
既に競合のVoliaでも顧客争奪に向けて同様な料金を市場に導入することを計画している。
市場ではモスクワ同様の価格競争が今後も続くと予測しており、最後は企業の淘汰が始まるとの意見が出始めている。