ベラルーシ経済省が銀行業を除く2006年1-9月期の外国からの投資総額が昨年同期比で2.5倍となる28億ドルに達したことを明らかにした。
直接投資は全体で18.7%を占め、昨年からは49.1%の拡大となった。投資先は主に金融業関係に集中し、全体の80.2%となり、残りを工業、商業などが分け合う形となった。
ロシアルーブルが過去7年間で対ドルで最も上昇し、ルーブル高ドル安の傾向が日増しに強くなっている。ルーブルは先週までに1ドル26.556にまで上昇していたが、27日午前中には26.35にまで上昇した。
ドルは、短期長期共に下降傾向にあり、対ユーロ、対ルーブルそれぞれで大幅にその価値を落としている。対ユーロは07年度にも1.45となり、対ルーブルでも25.7にまで下落することが予測されている。
英HSBCでは、ユーロは対ドルで直ぐにでも1.3を上回り、年末までに1.33にまで上昇すると予測している。07年末には1.45と大幅な下落を予見する。
ルーブルもユーロと同じく、対ドルで安定的な上昇が予測されている。ドルは23日時点で26.556にまで下落し、継続的なルーブル高が続くと見られている。ルーブル高の背景は、ロシア国内のインフレ傾向の減退とドルそのものの弱体化があると見られている。HSBCでは、ルーブルは対ドルで来年いは25.7にまで高まると予測されている。
ロシアの天然ガス大手ガスプロムが07年度から欧州向けガス価格の大幅値上げを予定している。
世界最大のガス埋蔵量を誇るガスプロムが既にEUに加盟を果たしたバルト3国へのガス価格を欧州諸国並みの価格にまで引き上げることを画策している。
ガスプロムでは、07年度にもバルト3国向けガス価格を1000立方メートルあたり最大260ドルにまで引き上げ、欧州向け価格の平均値が妥当だとの決定で固まっている。
ラトビアへは220ドルまで値上げされ、実質54%の値上げとなり、リトアニアへは30%値上げとなる210〜230ドル、そしてエストニアへは最大の値上げとなる260ドルが適応される見通し。
現在、ガスプロムの外国向け輸出平均価格計画では1000立方メートルあたり293ドルとなっており、06年度の257ドルから14%の値上げとなっている。
特に隣国ベラルーシへの値上げは極端で、これまでの4倍となる46ドルから200ドルへの値上げがほぼ決まっている。一方で、国内のガス価格は07年度は1000立方メートルあたり49ドルを予定しており、06年度からは15%の値上げが予定されている。
06年第3四半期に就労先を求めていたラトビア市民数が7万3900人となり、就労人口の6.2%にあたることが明らかになった。
昨年同期には、9万9400人が就職先を求めていたことから徐々に失業者数が減少していることが顕著になってきている。昨年同期は、就労人口の8.7%が就労先を探していた。
男女別では、男性の就職希望者数は女性より多く、就労人口比で男性が6.8%、女性5.6%がそれぞれ仕事先を求めていた。
保険監督委員会が06年1-10月期の保険料総額を11億4600万LTLに達したことを明らかにしている。
年間で保険料総額が30%も増加したことはこの10年で初の大業となる。また、損害保険料総額は同じく31.3%増の8億2990万LTLに達している。生保市場は今年、44.5%拡大した3億1580万LTLの増額となった。
また、過去10ヶ月間に契約された契約件数は350万件となっている。