北欧の殆どの証券市場を運営するOMXが12月4日から新たにバルトインデックス ファミリーを創設することを10日発表した。
新設されるバルトインデックス ファミリー(OMX Baltic Index Family)では、バルト3国の全株式(OMX Baltic)、ベンチマーク(OMX Baltic Benchmark)の他、Tradable(OMX Baltic 10)や バルト3国各国で取引される業界別インデックスなどが含まれる。
OMXでは、バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の他、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランドなどの証券取引を取り扱っており、最近オスロ証券市場の株式10%を取得したばかりである。
航空会社airBalticでは、2006年度の10ヶ月間における首都ヴィルニスでの搭乗者数が38万1000人となり、昨年度の23万9600人から59%の増加を記録したことを10日発表した。
1月から10月までのヴィルニスにおける渡航便数は8000便を上回り、40%の増便となっている。
また、ヴィルニス及びラトビアのリガにおける搭乗者数は120万人であった。
11月第1週の首都キエフにおける中古ワンルームマンションの平均価格が3.3%上昇した一平米2631.5ドルとなった。
不動産市場を調査するNerukhomistによると、中古ツールームマンションの価格は2.3%の上昇となる一平米2551.4ドルで、スリールームでは1.8%の上昇となる一平米2446ドルと部屋数が多いほど上昇率、平均価格共に抑えられる傾向となっている。
ロシア第3位の大手石油会社TNK-BPが2002年〜2003年度分の追徴課税300億ルーブル(11億2000万ドル)を10日に支払っていることを露財務省明らかにした。
2002年、2003年度分の追徴課税の支払いを済ませた同社だが、現在、2004年、2005年度分の課税漏れの査察が入っていることから、今後も多額の追徴課税が課されるものとみられている。
税務当局の動きを察知しているTNK-BPでは、既に巨額の課税を前に15億ドルの手配を済ませており、追徴課税が課された場合でも資金調達には問題ないこと示唆している。
エストニアの平均給与が昨年13%の上昇となったことをコンサルティング会社Fontesによる賃金調査で明らかになった。
05年夏季から06年夏季までの基本給与が調査対象となり、給与は平均して12.6%の上昇となった。また、ボーナスなどを含めた場合では、14.7%の上昇となる。
都市別で見ると、首都タリンとハルユマアで賃金上昇は全国平均を下回り、首都圏であるハルユマアと他地域との賃金格差が縮小の傾向が現れていると全国的な賃金上昇の裏づけとして歓迎されている。