モルドバ財務省が07年度の経済成長率を4%成長として歳入を試算していることが1日明らかになった。
Mihai Pop財務相は、07年度のGDPを466億レイ(35億ドル)とし、経済成長率が4%に留まると示唆している。インフレ率については、10.5%という高水準が引き続き継続することにも言及している。
元々、モルドバ政府は07〜09年中期支出予測で、経済成長率を6%と予測していたことから、成長率が鈍ると下方修正することになる。
経済成長の下方修正は、輸出の85%を占めるロシアがモルドバ製品の取引を停止したことに大きく影響を受けており、今年だけでなく、来年度以降にも暗い影を落とすことになると懸念されている。
ウクライナ政府が経済成長率の目標指数として12〜15%成長を目指していることをMykola Azarov財務相が1日明らかにした。
中央政府は、経済の近代化、国家レベルの技術更新などに力を入れていくという。
07年度の歳入予測では、GDPは6.5%成長、インフレ率では7.5%がそれぞれ予測されている。
06年度のGDPは6%予測となっており、04年度の12.1%から05年度に2.5%へと急落したことを引きずるかたちで経済は停滞気味であることから、大きく経済改革に舵を取ることになる。
大手銀行の一角Sampo Bankが06年上半期の収益を1日発表し、収益額は970万LTLとなり、昨年同期から6.64倍の増収を記録した。
この1-6月期に同行では3000万LTLの金利収入があり、半年の間に銀行資産は34億5900万LTLにまで拡大した。
エストニアのソフトメーカーHelmesが06年上半期の収益を発表し、昨年同期比で3倍増を記録した。
今年上半期の収益額は1100万EEK(70万ユーロ)であった。
Helmesは1991年創業の老舗で、今ではエストニアを代表するソフトメーカにまで成長している。
この上半期の売上高は昨年同期比で86%増となる6770万EEKとなり、当初の年間売り上げ目標と同水準であることから、今年は大きく飛躍する年になると期待が高まっている。
Helmesグループ全体での売上高は、05年度は1億EEK(640万ユーロ)で、今年は800万ユーロを上回ると見られている。
アレクセイ・クドリン財務相は1日、ロシアが近い将来にデフォルトに陥る恐怖はないと示唆している。
クドリン蔵相は、最近ロシアがパリクラブへの債務返済を完了したことを受けて、あくまでもこの債務は旧ソ連時代のもので90年代に積み上がった借金に過ぎないと、現在のロシアにデフォルトなどという可能性は限りなく低いとロシア経済の安定に言及している。