モルドバの対ロシア貿易がこの上半期に8620万ドルの赤字を計上している。昨年同期には6990万ドルの黒字を計上させていた。
モルドバ国立統計局によると、ロシアへの輸出額は1億7950万ドルから39.5%減となる1億810万ドルにまで減少し、一方の輸入額は1億950万ドルから1.8倍となる1億9436万ドルにまで拡大した。
モルドバの輸出総額に占めるロシアのシェアは35.12%から23.11%にまで低下し、輸入総額では10.82%から16.72%まで拡がった。対ロシアでの最大の輸出商品はワイン、コニャック、缶詰フルーツ、野菜、ジュースなどの農業製品が大半となっている。一方で、ロシアからの輸入品は、その殆どをエネルギー輸入が占める結果となっている。
日産自動車のロシアでの販売高がこの1-7月期に昨年同期比で45.4%の増加を記録した。
同社では、1-7月の間に3万6518台を売上げ、昨年の2万5114台を大きく上回った。期間中、最も販売が好調であった車種はアルメラで、1万6937台が販売され、昨年の1万1814台から5000台以上も販売台数が伸ばすことに成功した。
アメリカが明らかにした露武器商社Rosoboronexportへの制裁で同社とアメリカ政府が進めていた10億ドル相当の商談が暗礁に乗り上げている。
アメリカの制裁は、同社がアフガニスタンやイラクへ中間業者を通じ、武器販売を行っていたことを理由に挙げている。
今回の制裁でロシアの武器販売が多くの国で難しくなるとの意見もあるが、Rosoboronexportでは懐柔策としてアメリカ企業に中間役を委託することでアメリカ政府の動きを牽制したいとしている。
あまりにアメリカの態度が硬化する場合には、ボーイング社がアエロフロートと契約する30億ドル相当の取引や他の全ての取引に支障が出ることも有り得ると見られている。
エストニア市場調査機構(EKI)が、エストニア経済がこの10年で大きく飛躍したと発表した。
同機構では、これまでの10年でエストニアの国民総生産が1800億EEKに達し、10年前から2倍となったと試算した。エストニアのGDP2倍化は世界的に見ても珍しく、急激に経済が成長した証としている。
今年もエストニア経済は、第1四半期に11.6%の成長となり、EU内でも第2位の高い成長を誇る。経済成長は、輸出拡大と国内の強力な需要拡大が支えている。
エストニア統計局によると、年初からの3ヶ月間でGDPは430億EEKを記録し、経済規模が11.6%拡大した根拠とされた。国内の需要拡大は、主に不動産、賃貸、事業活動、製造業、運輸業などにより成長が支えられている見られる。
エストニアは欧州連合に加盟した04年5月以降の全各四半期で最低でも6.6%の経済成長を続けている。
大手銀行グループUkio Bankasが06年上半期に46.8%増となる1776万4000LTLの収益を計上したと7日発表した。
同行の営業収益は532万LTLから3倍増なる1662万1000LTLを記録し、6月末での銀行資産は23.9%拡大した25億9000万LTLに到達した。
同行では、今年の最終収益予測を昨年期比56.3%増の3060万LTLを予測している。