ラトビアの最低賃金が129ユーロとなり、EU諸国中最低水準となっている。
06年1月時点でEU加盟諸国25か国中の18カ国が報告した統計から試算された最低賃金比較で、ラトビアの最低賃金水準は129ユーロで、次いでリトアニア(159ユーロ)、スロバキア(183ユーロ)、エストニア(192ユーロ)などで賃金は低く、ルクセンブルグ(1503ユーロ)、アイルランド(1293ユーロ)、オランダ(1273ユーロ)が上位3カ国となった。
月300ユーロを下回った諸国は、上記4カ国の他にポーランド(234ユーロ)、ハンガリー(247ユーロ)、チェコ(261ユーロ)などで、一方で1200ユーロを上回ったのは上位3カ国の他にイギリス(1269ユーロ)、ベルギー(1234ユーロ)、フランス(1218ユーロ)などであった。
ナフトガスのOleksandr Bolkisev最高責任者は13日、今年いっぱいはロシアからの天然ガス輸入は1000立方メートルあたり95ドルで取引されるだろうという見通しを示唆している。
Bolkisev氏によると、7月6日に露ガスプロムのアレクセイ ミレルCEOとの間で価格変更がないことで合意したとしている。
ロシアのエブラスグループ(Evraz Group)が南アフリカのアングロアメリカン(Anglo American plc)からHighveld Steel株24.9%とVanadium Corporation Limitedを買収したことが14日明らかになった。
今回の株式取得にはクレディスイスが関与したものと見られ、エブラスでは当局の許可があればアングロアメリカンが保有する残りの29.2%を取得し保有株式数を増やしたいとしている。
露石油大手のユコス(YUKOS)がイギリスの高等裁判所にロスネフチのIPOを中止するように提訴している。
これまでにロンドン証券取引所ではユコスがイギリスの高等裁判所へ金融当局に対してロスネフチのGDRsの登録を中止することを請求していると明らかにしていた。
ユコスは6月末に金融当局へ対してロスネフチのユガンスクネフチェガス取得が不法に強要されたとしてロスネフチのIPOを中止することを求めていた。しかしながら同請求は金融当局は既に却下している。
ロスネフチのGDRsは7月19日に証券市場へ公開される予定で、既に公募へは2倍以上の申し込みがあったと見られている。
アレクセイ クドリン(Alexei Kudrin)財務相は13日に外資系の保険会社に対する規制を一部緩和することでアメリカ政府と合意し、その引き換えにWTOへの加盟が許可される見通しであると示唆している。
合意事項では、外資系保険会社は、特に米系保険会社、ロシアに支社を直接開設することが許可される。
ロシア政府としては、外国資本によるロシア金融市場への参入に規制を一部存続させることで監督能力に余力を持つことになる。
今回のロシア政府の動きにアメリカ最大の保険グループであるAIGのJon Starkey氏は、ロシアでの保険および再保険事業が外資系にも区別なく自由化されることを望むとコメントしている。
現在、ロシアでの外資系保険会社は、銀行業と同じく親会社の支店としての開設が禁止されており、ロシア当局が完全に監督出来る様に現地法人のみの開設が許されている。
外資系の保険会社による市場シェアは現在25%に達しており、今回の規制緩和で50%近くまでシェアは拡大すると見られている。