06年1-5月期のベラルーシ-ウクライナ2国間貿易が35%増となる8億1400万ドルを上回った。
ベラルーシからウクライナへの輸出が38%増となる4億780万ドルとなった一方で、ウクライナからの輸入は33%増の4億670万ドルを記録した。
両国間の貿易高は5月期単独で昨年同期比で1850万ドル多い1億8050万ドルとなった。詳細は、輸出高が7620万ドルに留まった一方で、輸入額は1億430万ドルを記録した。
対ウクライナ貿易の主要製品は、石油関連商品のほか、トラクター、トラック、エチレンポリマー、肥料、冷蔵機器、タイヤ、セラミックタイルなどが主体で、輸入品目には鉄鋼製品、電力、トウモロコシ、野菜、医薬品などが大半を占めている。
キプロスに登記するFrontdealが鉄鋼大手のセベスタル社株39.258%を買収したことをセベスタルが6日明らかにした。
これまでにFrontdealによるセベスタル株の取得はなく、初めての株式取得となり、同じくしてUnifirm Ltdでも保有株式をこれまでの9.86%から16.63%にまで引き上げている。
大株主であったCapitalの持ち株数が66.22%から25%まで引き下げらており、その内の14.2%をAlgoritmが買収した。
Frontdeal Ltd.による3億6541万3374株の取得はセベスタルの株主にも既に承認されており、総額で1172億200万ルーブルが支払われたと見られている。
大手銀行の一角Vneshtorgbank(VTB)は6日、06年上半期の総収益が86億ルーブルとなったことを発表した。
6月期の総収益は39億ルーブルに上り、1-5月期の47億5000万ルーブルに迫る収益を記録した。
ウクライナ一の大富豪と比喩されるRinat Akhmetov氏の資産総額が、これまで米フォーブスが試算した資産総額を6.9倍も上回ると国内の投資銀行による調査で公表された。
Akhmetov氏の資産総額は凡そ117億ドルで、これまでの17億ドルを大きく上回る。米フォーブスが試算した資産総額に留まらず、実際には同氏が所有する企業群の時下価値はその何倍にも価値があるとその試算方法に誤りがあると指摘している。
株式公開が間近に迫ったロスネフチがこれまでの株式取得制限の上限2%を取り下げることを示唆している。
ロスネフチが計画するIPOでは、今週、ロシア政府は放出株を14.3%と認め、法人による株式取得上限を2%までといったこれまでの取得条件に変更のがあったことが明らかになっている。
売出し公募価格は、一株5.83ドルから7.85ドルとされ、100株単位で取引されることになっている。ただし、既に公募に応じている投資家が予測を大きく上回っていることから、公募価格を引き上げる可能性も噂されている。
ロスネフチの確認埋蔵量は189億バーレルとされ、今後28年間の事業を賄う量を誇っている。05年度にはトタル社のロシア石油施設の一部買収もあり、2010年には日量200万バーレル(年間1億トン)の石油生産を目指している。またロスネフチはサハリン3、4、5計画にも大きく関与しており、2015年度には日量280万バーレル(年間1億4000万トン)が見込まれる。
3日にロスネフチとロシア政府との間でIPO時の放出株総数が最終決定され、ロスネフチの親会社であるロスネフチェガスは総数13億5649万8963株、14.3%の株式をIPO時に放出すると発表した。
連邦金融市場サービスではこれまでに、ロスネフチへGDRを株式の22.5%分の発行を認めていた。今回放出株式数に若干の変更があったが、石油収入が拡大するロシア企業にとって放出株式数を落としても十分な資金を調達できるとの自信が今回の決定に影響したものと見られている。
これまで設定していた株式取得上限2%という枠もロスネフチでは取得先によるという対応に変化してきており、中国企業による大量株式取得の許可といった政治的な判断から取得制限は最終的には取り下げると見られている。
一部では、中国企業がロスネフチが保有するロシア国内の未開発油田の権益の41%の取得も囁かれている。



