ロシアでトップ10に入る大手銀行ロスバンク(Rosbank)が今年中旬に株式公開を行い、自社株の15%を放出することを27日明らかにした。
今回の決定により、同行では新たに1億株を発行し、IPOに備えるとしている。
ロスバンクの株主は鉄鋼王のVladimir Potanin氏で、同行の上場で国営大手のSberbankに次ぐ、大手銀行の株式公開になると見られている。
また、国内第2位の国営Vneshtorgbankでも同じように株式公開を進めており、こちらは07年年初に最大25%の株式を放出することを進めている。
バイキングラインが同業他社のシルヤラインの買収に名乗りを上げた。バイキングラインは25日、詳細の発表を避ける形でシルヤラインの買収に名乗りを上げたことを明らかにし、買収すると、シルヤラインの運営する4路線と客船12隻を傘下に置くことになる。
シルヤラインの親会社であるSea Containersでは、昨年12月3日にシルヤラインの売却を発表していた。シルヤラインでは、昨年、大幅に収益を悪化させており、存続が長らく危ぶまれていた。収益の悪化は主に免税品の販売の減少、燃料コストの高騰などが挙げられている。
トラックメーカーのKamAZが武器商社の目に留まっている。国営の武器商社Rosoboronexportが23日にトラックメーカーKamAZの政府保有株式を買い取る意向であると表明した。
KamAZの株式取得表明以前にRosoboronexportではチタンメーカーVSMPO-Avismaの買収に関する興味についても明らかにしていた。
Rosoboronexportでは、KamAZの輸出分30%を取り扱っており、両社の関係強化といった意味合いからも買収に興味を示している。
政府が保有する株式34%の売却の可能性は、過去2年間に政府が推し進める民営化作業の中の一事業に据えられている事からも可能性は高いと見られている。
ナフトガスは24日、大寒波がウクライナを襲ったことでガスの消費が急拡大したことを受けてロシアからのガスを無断使用したことを認め、ただし、利用量に関しては、ロシアとの間で合意しているガス使用量の範囲内であるという独自の見解を明らかにした。
ウクライナではこの24時間に、過去最高となる4億㎥のガスを消費しており、欧州向けとされるロシアからのガスを4000万㎥近く勝手利用したことを認めている。
一方で、欧州から批評の矛先となっていたガスプロムでは、問題の原因はウクライナにあるとしながらも、欧州各国には今回のガス供給不足に対し、独自にその賠償を示している。
ロシア最大の三菱、アウディ、フォード、現代、マツダを扱う自動車ディーラーRolfが東欧へ進出する意向であることを23日明らかにした。
同社では、つい先日カザフスタンで正規三菱ディーラーになったばかりであった。Rolfは1991年創業で、ロシアの自動車販売市場の20%近くを獲得しており、モスクワとサンクトペデルブルグに11店舗を展開している。
昨年度の同社の売上げは一昨年から84%拡大した19億9000万ドルであった。



