ロシア国内で事業規模最大を誇る民間銀行の一つであるロスバンク(Rosbank)が大株主であるInterros Holdingが保有するOVKグループ傘下の6つの銀行の買収の是非を問い合わせていることが1日明らかになった。
Alexander Popovロスバンク会長は、今回のM&Aの動きを、国内のリテール市場のシェア拡大を目的としたものと言及している。
ロスバンクではOVK系銀行の買収には、1億ドルを銀行融資から調達するとしている。
03年中旬頃にInterros Holdingでは、Sberbankに次ぐ国内ネットワーク網を持つOVKグループを傘下の銀行6行を含めて買収していた。
ウクライナ国立統計委員会は30日、05年1-9月期のウクライナの貿易黒字が70.7%減となる16億2800万ドルまで大幅に減少したことを発表した。
期間中、輸出高は6.8%増の296億ドルとなったが、一方の輸入高が26.8%増の279億ドルまで急激に拡大したことが黒字を大幅に押し下げる要因となった。
また、対CIS諸国向けの輸出高は22.3%増の98億ドルを記録し、その他の諸国向けでは198億ドルを維持した。輸入に関しては、対CIS諸国からは13%増の129億ドルに留めたが、その他の諸国からの輸入高は40.5%増の150億ドルと急激に拡大した。
グレフ経済発展商務相は30日、ロシア政府が進める国営石油会社ロスネフチのロンドン証券取引所への株式公開(IPO)において、市場から150億ドルの調達を予定していることを示唆した。
グレフ大臣によると、今回のIPOをロンドンで行う理由は、ロシアの証券市場は依然規模が小さいこととしている。ロシアの証券市場では、IPO出来たとしても、精々30〜40億ドル程度しか調達できないと見られている。
市場から調達した資金は債務の支払いと既存事業への投資しに振り向けられる計画。
今年1-9月期のチェコの銀行総収益が319億3000万Kcとなり、04年度通年で上げた収益からほぼ10億Kc満たない高収益を上げたことを中央銀行のCRBが明らかにした。
05年1-9月期の税引き前収益は404億Kcであった。
銀行各行による法人税の支払額総額は85億Kcに上り、今年上半期の純益は227億5000万Kcであった。
CNBによると、チェコには現在36の銀行が営業しており、9行がチェコ資本で、残りの27行が外資系となっている。
ロシアのグレフ経済発展商務相がこの27日に国内に施設する経済特区名6ヵ所を列挙している。
今回同大臣が示唆した経済特区には2つの形態があり、石油経済に頼った産業構造からの脱却を求めて07年度から投資メリットをが得られるような事業計画とされている。
特区には、先ず技術研究センターとして、モスクワ近郊のドゥブナ(Dubna)、ゼレノグラード(Zelenograd)、サンクトペデルブルグ、シベリアのトムスク(Tomsk)の4カ所が選ばれ、製造業特区としてタタルスタンのエラブカ(Yelabuga)および中央ロシアのリペツク州の2ヵ所が選ばれた。
06年度の連邦予算では、80億ルーブル(2億7790万ドル)が特区内のインフラ整備のために投資されるように組まれている。また、特区に進出を計る企業は総額で最低1000万ユーロの投資を進出後20年間の間に行う必要がある。