ロシアが進めている経済特区設置のためにシンガポールから経験豊かな専門家1人ないし2人の派遣を受ける計画が12日明らかになった。
ロシアではこの11月にどの地域に特別経済区を設けるかの最終決定がなされる予定で、選定された特区2箇所にシンガポールからの専門家を配置する計画であることをグレフ経済発展商務相が発表した。
同大臣によると、国内の40箇所が今回の特別経済区への申請を済ませており、何箇所が選定されるかは特段決められていない。
ルーマニアとアメリカとの2国間貿易額がこの8ヶ月間に14億ドルに達しており、年末までには20億ドル規模にまで拡大する見通しであることが11日明らかになった。
市場では、両国間の貿易額は、年末までに更に11億ドル拡大すると試算しており、20億ドルが達成不可能な金額であるとは見られていない。
ルーマニアの輸入額は10億ドルに達すると見られている。
ルーマニアのアメリカからの輸入額は、この1-8月期に7億3840万となっており、一方で対米輸出額は7億2480万ドルであった。
マグニトゴルスク製鉄所(Magnitogorsk Iron and Steel Works:MMK)は11日、05年1-9月期の収益が239億4000万ルーブル(約8億4100万ドル)となったことを発表した。
今年、第3四半期に同社の収益は、鉄製品の価格下落による影響で、昨年同期比で22.74%減少した65億3500万ルーブル(2億3000万ドル)に留まった。
今年は、上半期までに174億700万ルーブル(6億1200万ドル)の収益を計上していた。
9月期にユーロカー(Eurocar)が生産した自動車台数が8月期比で8%増の936台となったことを同社が明らかにした。昨年期比で69台の増加であった。
9月に同社では、シュコダFabio153台、Oktavia A4365台、Oktavia A5167台、Superb122台、フォルクスワーゲンBora38台、Passat45台、Golf V45台、アウディA41台などを製造した。
ロシアの大手トラックメーカーKamAZが1994年に国家が支払いを保障した融資の支払いが遅れてれていることで訴訟を起こされている。
ロシア政府では、既にKamAZに対する訴訟準備に入っており、94年に政府保証した1億5000万ドルの全額を返却することを求めていくことを明らかにしている。
今訴訟では、財務省に代わってVneshekonombankがKamAZを訴え、当初ロシア政府が支払い保証した日本の日本輸出入銀行(EximBank)が融資した融資への支払いを求める内容となっている。
KamAZでは、政府の姿勢に対し、支払いを拒否することはないとしながらも、債務支払いに十分な資金の調達は極めて困難としており、同様の内容を10月21日にカザン仲裁裁判所で開かれる公聴会で説明すると同社広報が10日発表した。
昨年、KamAZが計上した利益は2億800万ルーブル(730万ドル)であった。