ガスプロムの輸出専門子会社Gazexportは17日、05年1-5月期にロシアから輸出された天然ガスが昨年同期比で10.8%の増加となる749億6000万㎥であったことを発表した。
1-4月期の天然ガスの輸出は、昨年同期の656億㎥から688億9000万㎥まで拡大した。西欧向けへの輸出は、04年の466億8000万から4958万㎥、東欧向けでは189億2000万から193億1000万㎥へとそれぞれ拡大した。
また、旧ソ連諸国への輸出は、04年1-5月期の20億5000万㎥から60億7000万㎥へと3倍増を記録した。
統計局は16日、リトアニアの産業競争力が今年大きく拡大していると発表した。
リトアニアの輸出高は輸入高を上回る成長をしており、貿易の赤字幅が徐々に減少し始めている。今年1-4月期の輸出高は93億LTLに上っており、一方の輸入では123億LTLに留まった。
年初からの4ヶ月間での貿易赤字は、3.3%の減少となる30億LTLとなった。
大手天然ガス会社ガスプロムの役員会は16日、政府が買取の意思を表明していた同社株10.74%を2035億200万ルーブル(70億ドル強)で売却することを承認したと発表した。
ロシア政府は、現在、ガスプロム株を38.37%保有しており、外資への規制緩和前にガスプロム株を50%強まで引上げたいとしていた。
ガスプロム及び政府の両者は、ガスプロム株の資産価値の評価に関して、当初モルガンスタンレーなどの内外の金融機関にその評価試算を依頼していた。モルガンスタンレーの試算では、ガスプロム株は1株3.3〜3.9ドルの価値があるとされ、10.74%の株式総額を83億〜98億ドルと試算していた。
5月当初には経済成長に拍車がかかる勢いを示していたウクライナ経済であったが、5月後半には、急速にその勢いも減速し政府の期待を裏切る結果となった。
この5月の経済成長は結局3.6%まで落ち込み、過去3年間で最悪を記録し、4月期の3.9%を大きく下回ったことを国立統計委員会が14日発表した。
大きく期待を裏切った経済指数は、今年の経済成長予測と支出計画を大きく変更せざる得なくなるかもしれない。中央政府では、今年のGDPを8.2%と予測しているが、4月、5月の指数を踏まえると、変更も時間の問題となっている。
今年、ウクライナでは1-5月期のGDP成長率は1-4月期の5%から4.7%まで落ち込んでおり、停滞気味の経済が浮き彫りになり始めている。
中央政府では、ガスプロム社の役員会に対し、ガスプロム株10.74%を71億5000万ドルで売却するよう求めていることが明らかになった。
経済開発商務省のAndrei Sharonov次官は15日、産業エネルギー省そしてその他の省庁などで、既にガスプロム株の購入価格は承認されていると述べた。
ガスプロム株の正当な取得価格を巡っては、モルガンスタンレー、ドレスナーなどを含む複数の金融機関などからの意見を求め、最終的な金額の算定がなされたとされている。