中央統計局は14日、05年第1四半期の輸出高が依然リトアニア及びエストニアを下回る水準となったことを明らかにした。第1四半期中の輸出高は8億8800万ユーロとなり、隣国リトアニアでは19億ユーロ、エストニアでのそれは13億ユーロを記録した。
一方、ラトビアの輸入額は、期間中、14億ユーロに上り、リトアニア24億ユーロ、エストニア17億ユーロを同じく下回る結果となった。
第1四半期中のバルト3国は、それぞれ貿易赤字を計上することになり、ラトビアの赤字幅はバルト3国中最大となる5億2900万ユーロで、リトアニア4億4100万ユーロ、エストニア3億8700万ユーロを大きく上回った。
サンクトペデルブルグで開かれていた第9回国際経済会議の場で、ゼネラルモーターズ(GM)のロシア・CIS諸国担当部長Warren Brown氏が14日、08年までにロシアでの生産台数を現在の2倍まで引上げる計画であると明らかにした。
同氏によると、ゼネラルモーターズでは、2008年までにロシアの自動車市場でシェア10%の獲得を目標においている。
現在、ゼネラルモーターズはロシアで5車種のモデルを生産しており、今年5万3000-5万4000台を生産する計画で、05年度の目標販売台数を7万台に据えている。
05年1-5月期の各家庭における預貯金残高がベラルーシ・ルーブル建で23.1%増となる5400億BYR増加し、外貨建ての預貯金では5.4%増の3830万ドル拡大したことを国立銀行が13日発表した。
6月1日の時点で、ルーブル建ての預金総額は2兆9000億BYRとなり、外貨建では7億5150万ドルに達した。中央銀行では、今後もルーブル建ての預貯金を保護することを目的に、為替の安定を追及していく政策を続けるとしている。
ロシアの天然ガス最大手ガスプロムがロシア政府がガスプロム株10.7%の取得の為に支払う現金で石油大手ユコス傘下のサマラネフチェガスおよびトムスクネフチを買収したいとしていることが明らかになった。
ガスプロムに近い筋の話として、先週、ガスプロムがもしユコスが追徴課税の支払いの為に同2社を売却する場合には、買収に名乗りを挙げるとしている。
ガスプロムとしては、既に国営の石油会社ロスネフチと合併することが決定していることから、今回の報道の信憑性は不明ではあるが、ロシア初の石油メジャー誕生の可能性からサマラネフチェガスとトムスクネフチの買収は噂の域といった類の話ではないと見られている。
また、その他にも、ガスプロムは石油大手シブネフチや露英TNK-BPへの資本参加なども噂されている。
市場では、もしトムスクネフチが入札された場合、40億ドルから入札価格が開始されると見られている。同時にサマラネフチェガスは、16億ドルと試算されている。
ウクライナ最大の石油ガス会社UkrNaftaは9日、国内のガソリンスタンドを3210万ドルで新に25店舗買収し、販売網の拡大に成功した。
今回の25店舗の買収によりUkrNaftaでは傘下のガソリンスタンド網を今月だけで98店舗拡大させることに成功し、増す増すロシアの石油メジャールクオイルやTNK-BPに挑戦する大勢が整いつつある。
UkrNaftaでは、更に4億ドルを投じて販売網を今年年末までに800店舗体制まで引上げたいとしている。現在同社は、国内に489店舗のガソリンスタンドを経営しており、最大手のTNK-BPの1100店舗の半数にも届いていない。