ラトビアの大手銀行の1つであるハンサバンク(Hansabanka)では、6月1日から貯蓄商品の1つとして生命保険の販売を開始した。保険販売を開始したことからハンサバンクは、ラトビアで初めてのバンクアシュアランスとなった。
同行では、4種類の保険商品を扱い、その中には年金保険、貯蓄保険、教育保険、ローン保険などが含まれる。販売当初は、個人顧客向けのみに保険の販売を行い、時間をおいてから法人にも取扱いを始めるとしている。
ハンサバンクグループでは、既に数年前からエストニア及びリトアニアで生命保険の販売を始めている。昨年、エストニアでの保険料収入は3700万ユーロに達しており、リトアニアでは5900万ユーロの規模にまで拡大している。
エストニアでの生命保険の市場シェアは46%を占めており、リトアニアでのそれは36%となっている。同行では、ラトビアでのシェアを今後3年間で30%の獲得を目標としている。
ガスプロムメディア(Gazprom-Media)が日刊紙のイズベスチア(Izvestiya)を市場価格で買収する意向として買収意思を株主に伝えたことを2日発表した。
ガスプロムメディアによると、現在の株主であるProf-Mediaとの間で買収に関して協議を持っており、近い将来に両者間で買収合意が齎される見通しであると明らかにした。
市場では、日刊紙事業はあまり収益が高い事業ではないとの判断で、イズベスチアの市場価値は1000万ドルを超えることはないと試算している。
昨年イズベスチアは、広告収入、新聞販売、賃貸所得などから1300万‐1400万ドルの収益を計上している。
モルドバ統計局は1日、05年第1四半期中にモルドバを訪れたウクライナ、トルコ、アメリカからの外国人観光客数が2.3%減少し、4284人に留まったことを発表した。
外国からの観光客は、主にウクライナ、トルコ、アメリカなどが上位を占め、ウクライナからの観光客は全体の15.2%を占め、次いでトルコ14.9%、アメリカ13.7%などとなった。
3月までの3ヶ月間にモルドバを訪れた観光客数は13.3%減の2万300人であった。
北欧系の銀行としては初めとなるスウェーデンのSvenska Handelsbankenがこの程ロシアで事業を開始した。北欧の大手金融機関の1つであるSvenska Handelsbankenは、モスクワに資本金4500万ユーロ(5550万ドル)で新に銀行を設立し、北欧や英国の法人向け事業を5月31日から始めたことを発表した。
同行では、今後2年間の間に、ロシアのリテール事業に参入していく予定としている。
現在、ロシアには北欧および英国系の企業が1400社進出しているという。Handelsbankenは北欧で第3位の規模を有しており、ロシアには1974年に現地事務所を開設している。
スウェーデンを本拠とする同行は、国内に450支店と北欧及び英国に120支店を展開しており、総資産は1850億ドルに達している。同行では、モスクワへの進出を果たした今、今後は第2の都市サンクトペデルブルグへ進出する計画を明らかにしている。
3月末の時点で、ブルガリアの国家債務はGDPの60.7%にあたる128億5480万ユーロに達し、昨年末の時点から6億890万ユーロ拡大した。3月末の時点における長期債務は、債務全体の65.5%にあたる84億1930万ユーロで、短期債務は34.5%にあたる44億3550万ユーロであった。
対外債務は、05年1月に発行した金利延滞債権により04年12月末の58億2470万ユーロから51億4940万ユーロまで減少した。第1四半期中の対外債務の返済額は、GDPの6.4%にあたる13億5870万ユーロとなり、国内債務の返済ではGDPの4.7%にあたる10億200万ユーロとなった。期間中の金利分の支払いは、1億4520万ユーロであった。