スウェーデン及びフィンランドの銀行群が今、エストニアの銀行業をほぼ独占している。エストニアの経済発展を牽引してきたエストニア最大の金融機関ハンサパンク(Hansapank)もこの春にはスウェーデンのスウェドバンク(Swedbank)が完全子会社化に成功し、実質エストニア資本による最後の大手銀行が外国資本の手に移った。これまでもハンサパンクはエストニアの市場シェア50%を獲得していた。
スウェーデンの銀行グループ傘下でエストニア第2位のエスティ・ウヒスパンク(Eesti Ühispank)では、市場シェア30%を占めており、次いで北欧大手のノルディア(Nordea)のエストニア法人が10%のシェアを既に獲得している。
シェア第4位ではあるが、フィンランドのサンポグループ傘下のサンポバンク(Sampo Pank)ではシェア8%を獲得しており、上位4行は全て北欧系の銀行となった。
北欧4行による市場シェアは98%に達していることから、ほぼエストニアの銀行業は北欧資本が支配する構図となっている。
市政府筋の話によると、25日に首都モスクワを襲った大停電の損失総額が10億ドルを越える水準となるという見通しが明らかになった。
市政府では、正確な損失額を発表する段階にはないとしながらも、首都経済が停止したことによる損失は相当額になると見ている。
一部には、既に電気の復旧はなされたものの、モスクワが完全に元の状態に戻るにはまだ数日は掛かるという見方が大半を占めている。
1000戸のマンション群やモスクワ近郊の学校及び福祉施設の70箇所で依然停電状態が続いている。現在、病院や緊急医療施設などは、優先的に復旧作業を終え、電気の供給は既に回復している。
ロシアの大手石油会社TNK-BPおよびルクオイルの2社がウクライナの石油不足回復を目的に石油の輸送量を増量することを24日明らかにした。
TNK-BPでは、今後5日以内にロシア国内のサラトブ(Saratov)及びリアザン(Riazan)で精油されたガソリン1万トンを輸送することを決めている。
TNK-BPは、緊急輸出として5月28日-29日までにウクライナに届くように調整するとしている。また、ルクオイルでは、ブルガリアとルーマニアの精油所からガソリンを輸送するとしており、同時に既に3万トンを輸送したことを明らかにした。
ドイツのダイムラークライスラーが今年年末までにサンクトペデルブルグにメルセデスベンツモデルの生産工場を建設する予定であることをロシア政府筋が25日示唆した。
中央政府では、この秋にも先ず、組立工場という形態でベンツの生産が開始されることを期待している。
ドイツのダイムラー本社でも今回のベンツ工場建設報道を認めており、詳細は明らかにしてはいないが、サンクトペデルブルが進出先候補の一つであることは認めている。
3月末の段階で、不動産売買増に伴いローン残高が過去最高水準となっている。金融資本市場委員会(FKTK)は24日、住宅ブームを背景に、借入残高が昨年以上のスピードで伸びていることを明らかにした。
年初からの3ヶ月間に、住宅産業向けに貸出された融資残高は昨年末より16.8%の拡大となる5億1679万3000LVLに達している。