ユナイテッドエナジーシステムズ(UES)は3日、昨年の1-9月期の収益が15%増の141億ルーブル(5億430万ドル)となったことを発表した。
UES広報では、国際会計基準に合わせた場合、収益は14%増の4777億ルーブル(170億8000万ドル)となるとしている。
UESの少数株主の一部では、1株利益が向上していることから、配当などを求めていくとしていることを受けて、同社株は1.53%上昇し29.8セントをつけている。
ラトビアの最大銀行パレックス銀行のエストニア法人が、今年は中小企業の顧客を対象に事業を拡大していく計画を立てている。
同行のエストニア支店のLoit Linnupõld代表は、今年は主に不動産取引や中間貿易、ロシア関連事業に集中していくと語っている。
今年の目標を、エストニア内で法人顧客を新規に15%拡大するとしており、市場で大手だからこそ出来る高品質なサービスを提供していきたいとしている。
ターゲットにしている法人顧客は、エストニア内でトップ10に入る企業ではなく、それに続く3万社の企業群の新規獲得としている。
昨年3月にパレックス銀行はエストニアで銀行免許を取得しており、05年1月より銀行業を開始している。
ロシアの国営石油会社ロスネフチ(OAO Rosneft)は2日、05年度の石油生産高を日産156万バーレルと予測していることを3日明らかにした。
同社副社長のYury Matveyev氏は、最低でも3300万トン(66万バーレル)の石油は輸出に振り向けられる予定としている。同社では、昨年末に買収したユコスの主要石油子会社であったユガンスクネフチェガスが日産100万バーレルを生産していたことから、完全稼動が始れば、生産高はより増加できると見込んでいる。
同副社長は、今年ロシアで生産される6分の1の石油はロスネフチが生産したものになると自信を見せている。また、ロスネフチでは、2019年までに日産1200万トンまで生産高を拡大したいとしている。
昨年ベラルーシで1年間に販売されたアルコール飲料およびビールの販売高が一昨年の8億206万リットルから2.4%増となる8億2139万リットルとなった。
統計分析省によると、昨年ベラルーシの小売店で販売された酒類の総額は1兆9029億ルーブルに達し、未成年者を含むベラルーシ人全員が一人当たり19万ルーブルを費やし、8.38リットルのアルコールを消費した勘定になる。
WHOが発表しているデータでは、国民一人当たりのアルコール消費量が8リットルを超えた場合、健康状態に大きく影響を及ぼすとされている。
昨年末にロスネフチがユガンスクネフチェガスを買収した際の買収資金の出何処が明らかになった。アレクセイ クドリン財務大臣は1日、ロスネフチがロシアのVnesheconom銀行から融資を受ける形で60億ドルの資金調達に成功していたことを明らかにした。
しかしながら、そのVnesheconom銀行自身もその多額の資金をどこかから調達せざる得なく、その資金は中国の銀行団から調達されていたこともあわせてクドリン財務大臣が明らかにした。
ロスネフチでは、Vnesheconom銀行経由で中国の大手石油会社である中国石油化工業集団公司(CNPC)との間で2010年までの石油販売契約の前払い金として受取っていた60億ドルをユガンスクネフチェガス買収の為の資金として振り向けていたとしている。ロスネフチは2010年までに4800万トンの石油を中国へ輸出する契約を結んでいる。
注目されるところは、実際にユガンスク社の買収資金は既に支払われていたのか否かの1点に集中しており、関係各者のコメントを見ると、矛盾が見て取れる。
クドリン大臣および財務省筋では、既に同資金は連邦予算に支払われているとしながらも、連邦資産基金の広報アレキサンダーコマロフ氏は1日の時点で、同基金の口座には未だ全額の入金は確認されておらず、バイカル社からの手付金17億ドルの入金が確認されているだけだとしている。



