ルーマニア輸出入国家協会(ANEIR)は24日、05年年初より通貨ROLが対ユーロで5%値上がりしていることから、輸出業者の間で凡そとしながらも8000万ユーロの損失を被っていることを発表した。
年初からの2週間で輸出業者、銀行家、外国通貨保有者などは通貨ROLの対ユーロでの値上がりが急激に進んだことで大きな損失を被っており、04年度の為替差損とほぼ同額の損失が発生している。
最近のルーマニアでは自国通貨高が続いており、既に昨年末の11月3日、12月10日、そして今回の3度目の急激な通貨高が襲っている。
輸出業者間では、昨年の11月及び12月の2ヶ月間で為替差損の総額が3億ユーロに達している。
アメリカ第3位の石油会社コノコフィリップ(ConocoPhillips)は24日、ロシアのルコイル(LUKoil)の持株数を20%に引き上げると共に両社が抱えるジョイントプロジェクトである極圏の開発に数十億ドルを投ずる計画があることを明らかにした。
プロジェクトは、Timan Pechoraの開発と見られ、コノコが抱えるロシア事業最大の案件と考えられている。また、コノコでは、今後もルコイルの株式を買い増して行くとしている。
コノコとルコイルは共同でルスコ(Rusco)を立ち上げ、Timan Pechoraの極圏地域内にルコイルが所有する石油田の開発を進めていく予定である。ルスコの石油生産高は2008年までに日産20万バーレル程になると見られている。
ルコイルとコノコの2社は、今後数週間中にTiman Pechoraへの今年の投資規模を発表する。
ユーロ銀行の株主であるLOOK Finansowanie Inwestycjiは21日、ユーロ銀行を1億5000万ドルから1億8000万ドルで売却する意向であることを明らかにした。
LOOK社では、今回の売却金額はあくまでも買い手からの提案価格で、同行の企業価値の2倍から2.5倍の価格で評価されたことを受けて売却を決定したことを明らかにしている。
買収価格は同行より5倍ほどの市場規模を持つOchrony Środowiska銀行の市場価値とほぼ同額となり、ユーロ銀行の企業価値と将来性の大きさが評価されたことになる。
フランスの消費者ローン会社コンフィノガとBNPパリバがユーロ銀行の買収に意欲を見せている。
経済開発貿易省は21日、ロシアの現在の経済構造であれば、年間5-6%の経済成長なら今後も見込むことができると発表した。同省では、エネルギー産業、鉄鋼、農業などの構造的障害を踏まえた場合、年間5-6%以上の経済成長は見込めないとしている。
しかしながら年率7%を超える産業も存在しており、食料品、化学、森林、ハイテク、通信、建築などの各産業では、今でも経済成長率は年率7%を超えていえるとしている。
2004年11ヶ月間でのベラルーシ-中国間の貿易総額が03年度期比56%増の3億2700万ドルとなり、両国が国交を樹立して以来の過去最高を塗り替えた。
過去最高であったのは2002年度に記録した2億6400万ドルであった。2国間での貿易額の増加は、両国間の友好関係がますます深まっていることを示している。