アメリカの格付け機関S&P社は、先週ユコス社の60%の石油生産量を生産する子会社ユガンスク社を買収した石油大手ロスネフト社を買収プロセス等に問題があるとして最注意が必要と警鐘を発した。
S&Pでは、主に買収に関わる資金の調達手段や税金、訴訟リスクなどから今後の不安材料が想定されるとしている。同社では同様に来年始めにロスネフト社と合併が予定されているガスプロム社へも格下げ余地が存在するとしている。
ユガンスク社の買収手続きは来年1月2日に完了するものとされている中、アナリストの間では、ロスネフト社がこの短期間に9600億円もの買収資金を調達することは難しいのではないかと見ている。
また、ユコス社もロスネフト社に対する訴訟準備に入っていることからも、今後の成り行きが懸念される。
26日に行われたウクライナ大統領選で野党候補のヴィクター ユシチェンコ(Viktor Yushchenko)氏が厳しい選挙活動を終え、次期大統領に就任することを確信させる得票率を獲得した。
開票率40%の時点で、既にユシチェンコ候補はヤヌコビッチ首相を17%リードしており、勝利への勝利への最低ラインの得票率差15%というのを上回ったことから、ユシチェンコ陣営では、今回の大統領選挙に勝利宣言を発表した。
ユシチェンコ氏は、「ウクライナ政治の新時代の到来である」と述べ、勝利宣言を発した。
ユシチェンコ候補: 57.2%
ヤヌコビッチ候補: 39.1%
投票率: 76.9%
情報源:ウクライナ中央選挙委員会
<<差替え>>現地時間15時現在の投票率,54.97%に(ウクライナ)
中央選挙委員会は、15時現在で225投票区中の175区での投票率が54.97%となったことを発表。
前回11月21日の選挙では、最終的な全投票区での投票率は80.85%であった。
<<速報>>やり直しウクライナ大統領選挙,現地時間3時現在で投票率47.56%に(ウクライナ)
ウクライナ中央選挙委員会は、ウクライナ時間26日15時の時点の速報として大統領選挙の投票率が47.56%に達していることを明らかにした。
地方各地では、Dnepropetrovskaya地区が46.36%、Odeskaya地区43.32%、Poltavskaya地区49.76%、Sumskaya地区46.84%などとなっている。
政府系のマクロ経済研究機構(UMAR)によると、スロベニアの今年の経済成長率がインフレ目標の3.6%が維持される中、当初予測を若干超える水準の4%強となる見込みであることを23日明らかにした。
UMARでは、2004年度の経済成長率は1-9月期のそれが4.5%以下であったことから4-4.5%の範囲内になるとしている。第3四半期までの高成長は、EU加盟からなる10%の輸出高の拡大が大きく影響していると分析している。
また、今後は2007年に予定されている通貨ユーロの加盟を控え、03年度に4.6%をつけたインフレ率を押える必要が試される。
LUKoil社が来年からバルト海上のVysotskターミナルが持つアメリカ2000ヵ所を超える給油所ネットワーク向けの石油輸出を大幅に増加させる計画を立てている。
LUKoil社では、05年度から500万トン強の石油と製油商品をVysotsk経由で輸出する予定としており、現在、Vysotskターミナルでは、1隻のタンカーあたり2万トンの石油積荷能力を持ち、来月からは同能力を10万トンまで拡大することになる。
同社は、過去4年間に渡り石油生産能力の拡大を計ってきており、07年にはVysotsk経由での輸出量を1250万トンまで拡大したいとしている。
また、LUKoil社は来年別途にVarandei石油ターミナルの増築を始める予定としており、07年度には1200万トンまで石油生産能力を拡げる計画を立てている。来年以降、Varandei経由の石油関連商品の輸出は180万トンを計画している。



