ベラルーシ統計分析省は11日、ベラルーシの1-10月期のGDP成長率を発表し、11.1%となったことを明らかにした。
工業生産高は16.1%、農業生産高は11.6%とそれぞれ二桁増加を記録した。
外国貿易では32.6%の大幅増加となり、輸出32.1%輸入33.1%の増加であった。
また、正味賃金上昇率は、12.8%であった。
ユコス社に続いてTNK-BP社も多額な追徴課税を受けることになりそうである。税務当局筋の話として11日、TNK-BP社が2001年分の追徴課税24億ルーブル(8400万ドル)が課せられる方向だ。
ユコス社に続いてTNK-BP社への追徴課税となり、ロシアの税務体制への不信と政府の巨大企業への取り組み方が大きく不安視されている中、TNK-BP社は今回の動きを、あくまでも納税不足分の支払請求を受けたに過ぎないと支払いには表向き同調する方向のようである。
また同社広報では、24億ルーブルの追徴課税の請求を受けたことを認め、例年の請求額の調整範囲内であると強調している。
今回の追徴課税のニュースにより昨日のRTS市場での同社株は0.6%値下がり、MICEX市場では同様に0.5%値下がりした。
世界第2位のビール生産を誇るInbev社傘下のSun Interbrew社は10日、今年第3四半期の収益が新ブランドの導入と需要の拡大により、46%の増加となったことを発表した。
純益は、昨年同期の1870万ユーロから2730万ユーロへと大幅に利益を伸ばし、売上げは、31%増の2億1410万ユーロであった。
また、InBev社は先週、同様に第3四半期の収益を発表し、ロシア、ウクライナ、中国、南米などの売上げが好調なことを受けて、60%の売り上げ増を記録した。
Sun社では、ビールブランドStella ArtoisやStaropramenの売上げが好調で、3ヶ月間での販売量が17%の増加となり、ロシア、ウクライナでの市場シェアの拡大が進んだ。
現在、Interbrew社、Carlsberg社、Heineken社などがロシアでの市場開拓に力を入れている。
ポーランド最大手の通信企業Netia社は10日、当初の収益予測を覆して、04年度第3四半期の収益が好決算となったことを発表した。
同社は、年初に最大の競争相手と目されていたEl-Net社買収資金の償却に戸惑い、収益を圧迫するものと見られていた。
同期間中の純利益は、当初の2920万PLNから4100万PLNまでとされた収益予測に対し、4470万PLNの利益となった。昨年同期の8億2460万PLNの赤字からすると大幅に収益の改善が見られたことになる。
Netia社は、El-Net社買収の際に必要とした免許取得費2500万ユーロ等を差し引いた後での決算内容であった。
フィンランドの小売大手Kesko社は9日、エストニアで同社が展開するディスカウントチェーンSäästumarketの今年10ヶ月間での売上げ高が20億EEKを超えたことを発表した。
同売上高は、昨年同期比で10%増となり、10月単独での売上げ高は2億350万EEKであった。
また、Kesko社がエストニア内で別ブランドで運営しているCitymarketでの売上げも今年10ヶ月間では93%の増加となる14億5000万EEKとなり、10月単独では、1億7840万EEKを記録した。
現在、Kesko社はエストニアにCitymarketを6店舗、Säästumarketを45店舗展開している。