統計社会省は10日、8月のインフレ率が0.5%であったことを発表した。
8ヶ月間では5.3%となり、年初の予測より0.8%高い水準となった。同様に、消費者物価指数は、食料および生産品では0.4%の物価高となっている。
同省発表では、卵は9.6%、肉類商品2.6%、豚肉6.5%、牛2.8%とそれぞれ高くなっており、水道料については4%、教育費1.6%、医療費では1.5%増となっている。
国家予算自体は、2003年度のデータを基にインフレ率を4.5%で試算されている。
また、経済省は、年初にインフレ率を10%、中央銀行などは8〜10%と予測している。
9日、中央銀行の発表によると、ロシアの外貨準備高および金備蓄高が石油価格の上昇などが貢献し、891億ドルになったことを明らかにした。
準備高は、8月27日の段階で888億ドル、9月1日の段階で887億と推移したあと、9月3日には3億ドルの上昇を見せた。
政府及び中央銀行は、今年年末までに準備高を1000億ドルまで伸ばしたいとしている。
英国Conti Financialサービス社は8日、今年、ブルガリアで住宅購入を希望していた600人強の英国人が住宅ローンが組めるかといった問合せが殺到していたことを明らかにした。
海外専門の住宅ローンブローカーである同社では、英国人がブルガリアへの住宅購入が今後も増えていくとして、同日、同国の不動産への住宅ローンを始めることを発表した。
住宅ローンはユーロのみで提供され、最低4万ユーロから。ローン期間は、15年とされ、70歳までの申請者に適応される。2004年度の金利は、約7.5%が適応される予定。
同社によるリサーチでは、購入目的を休暇用かリタイア後用としているという。
また、同住宅ローンへの申請には、国籍は問わないとしているが、審査は慎重に行うという。
Conti Financialサービス社は、27カ国向けに住宅ローンを提供している。
Unified Energy Systems社(UES)は8日、年内もしくは来年早々に、傘下の6つの電力発電会社を分社化する計画であることを発表した。
政府は、それぞれの株式をどう売却するか決めかねているようであるが、既存のUES社の株主に売却するか、新規に入札をさせて資金を得たいとしている。
現在、政府はUES社の53%の株式を所有しており、生産、変換、販売の3つに分割し、国内での競争を即したいとしている。
8日の現地報道によると、保険会社Slovenica社は今月始めに今年上半期の営業成績を発表し、30%増の3790万ユーロとなったことを明らかにしている。
保険会社各社は、スロベニアでの生命保険分野に大きく期待しており、Slovenica社がかねてから申請していた生保部門と損保部門に関しても、まもなくスピンオフが許可される方向である。
同社は、今年の営業成績からしても、生保分野が今最も成長が高いと見ており、年初からの生保部門の保険料収入は55.6%増の750万ユーロであった。