ベラルーシ国立銀行が06年度のベラルーシのインフレ率が7%を越えることは無いと予測していることを明らかにした。
年初からの9ヶ月間の消費者物価指数は3.1%となり、05年同期の4.6%からはインフレ傾向が低下したことになり、今年は昨年度よりインフレ傾向にかげりが見え始めている。
今年ベラルーシではCIS諸国中、最も低いインフレ率を予測しており、ロシアと比較しても1-9月期のインフレ率はロシアがベラルーシの2.3倍を記録し、ウクライナでも1.9倍の高インフレにある。
ウクライナの国家資産基金(SPF)が保有する国内最大手の鉄鋼会社Mittal Steel Kryvyi Rihの株式0.33%を売却する意向を明らかにした。
SPFによると、同社株1273万6000株を一株1UAHで売却するという。
SPFでは、0.33%の株式売却で1273万6000UAH(199万ユーロ)を受け取ることになると試算している。SPFが実際に保有する同社株の総数は1.74%分にあたる。
これまでにウクライナ政府では、昨年の6月に保有株1.74%を全て市場で売却することを決めていた。当時の試算では、全株式を売却した場合には、売却額は6709万3000UAH(1048万3300ユーロ)と見積もられていた。
国際通貨基金(IMF)がウクライナの06年度のGDP成長率を当初の5%予測から6%へ上方修正したことを発表した。07年度についても2.8%から4.5%にまで引き上げられている。
9月に発表した世界経済見通しでは、IMFはウクライナの06年度GDP成長率を5%、07年度を2.8%とそれぞれ予測していた。
ウクライナの05年度GDPは2.4%成長に留まったが、今年は復調を見せ始め1-9月期に6.2%も拡大している。
モルドバの06年1-8月期のルーマニア向けワイン輸出高が1500万ドルに達し、昨年同期からは30倍を記録した。 モルドバ酒造農工業局では、今年は最終的に2500万ドルに達することを予測している。
同局によると、ルーマニアへの輸出増は、ルーマニアでのモルドバ産ワインのイメージアップが功を奏した結果だと見られている。しかしながら、07年度にもEUに加盟するルーマニアへは、新たな輸出許可を取得する必要があり、来年度以降の輸出高の変動に懸念がもたれている。
ロシアという巨大市場を失ったモルドバとしては新たな輸出先を急ぎ模索する必要があるが、3億2000万ドルを上回った対露輸出高を埋める輸出先を発見するには今後も困難が続くことになる。
ベラルーシの06年1-9月期GDPが56兆6000億ベラルーシルーブルとなり、昨年同期からは9.6%の拡大となった。
統計分析省によると、GDP成長率は、予測されたどの指数をも上回り、当初の7〜8.5%予測を1%も上回ることとなった。