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EGYPT~週刊バルトジャーナル Vol.162~

 

エジプトのインフレが止まらない!

何とインフレ率がこの5月に21%を付けてしまった。

この水準は過去10年間で最高となる水準だという。

統計資料によると、インフレを引き起こしているのは、やはり食料品価格の高騰だといい、原油高騰に留まらず、食料品価格の高騰を止めない限り、市民等の生活は更に困窮していくことになる。

全国平均のインフレ率は21%を記録したが、都市部では19.7%と郊外の22.9%よりも若干の低さを保っているが、田舎に行くほどインフレが厳しい現実に生活の困窮が貧困層に真っ先に影響を及ぼしていることが窺える。

年初までは上手くインフレをコントロールしていたかに見えたエジプトだが、3月に15.8%のインフレを記録して以来、インフレ圧力を押え込む事に失敗していることが見て取れる。

世界的な穀物価格の高騰により、新興国では先進国よりもキツイ影響をもろに受けており、政府としても頭を抱えるばかりとなっている。

国連世界食糧計画によると、年初来の世帯支出は平均で50%も増えているという。

7600万人のエジプトでは、総人口の約44%が1日、2ドル以下の生活を強いられており、今回の高インフレは、貧困層に生存の危機さえも齎しかねない状況に追い遣っている。

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