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MALAYSIA ~週刊バルトジャーナル Vol.167~

 

今春、米フォーブスが不動産投資先としてMEDUSAの一角マレーシアを推奨していた。

東南アジアの中でも最も物価が安定しており、且つ、市民等は地域で最も現金を持っているという。

不動産価格は首都クアラルンプールでは、少し前の言い値から50〜70%も高い価格で取引されている。

これまで需要が供給を上回ってきたマレーシアの不動産市場だが、ここに来て建築材などの高騰により価格高騰を嫌気した投資家が増えてきていることで市場が停滞気味になってきた。

開発業者等は、資材の高騰を理由に新築物件の売れ行きに先行き懸念を感じており、昨年来の世界の金融危機をきっかけとした需要減の影響を受け始めた事で市場は更に冷え込むのではと懐疑的になっている。

確かにガソリンや電力も既に30%近い値上がりとなっており、この流れはまだまだ続くと考えられている。

資材の値上げやガソリン代の値上がりのようにマンションの売値を30%も上げてしまえば、明らかに市場から買い手が消失しかねないと開発業者は考えている。

中古市場でもこの変化は出始めており、価格は都心の中心部でも若干の値下がりが始まった。

長らく外国人投資家等による不動産投資ブームが華やいだマレーシアだが、今後は少なくとも一旦は不動産市場は停滞することになりそうだ。

世界の金融市場が一旦息を吹き返せば、投資マインドを持ち直した投資家等がまたマレーシアの不動産市場に戻ってくると期待して待つしか今はないだろう。

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