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DUBAI ~週刊バルトジャーナル Vol.172~

 

世界的なドバイ人気が高まる中、やはり観光客数はうなぎ登り状態のようだ!

アラブ首長国連邦、そうつまりUAEでは、2010年には1120万人もの観光客が訪れるという試算を弾き出している。

UAEと言えば、やはりドバイと答えてしまうかもしれないが、ドバイ以外にもアブダビそして最近注目のラスアルハイマといった地域が更に観光客を集める為、政府もホテルやサービス業の育成に大金を投じて大開発を始めている。

この政策に乗じて、ラスアルハイマでは更に高級リゾート島を建設すべく新たにAAKAR Marjan Island LLCが6億AED(約180億円)を投じ、Al Marjan Islandにホテルや高級マンション、ヴィラなどを併設したリゾート島を2010年までに建設する計画が進んでいる。

こういった沿岸リゾートではやはりNakheel社が有名だが、同社だけではなく、同様のコンセプトでドバイだけではなくUAEのあちらこちらで沿岸リゾート開発が進んでいる。

因みにドバイの不動産開発の2強は、上記のNakheelとEmaarである。

一般的には海のNakheel、陸のEmaarと呼ばれ、ドバイ不動産ブームの火付け物件のように取り上げられるブルジュ・ドバイもEmaar社の作品だ!

注目が高まるラスアルハイマでは、次々にホテルが開業を予定している。

2012年までに新たに20件のホテルが開業し、7500室を市場に提供することになっている。

もちろんドバイも負けておらず、2016年までにホテルの部屋数は9万3867室にまで増える予定だ。

同様にアブダビもホテルの部屋数は1万7000室から2万室を目指している。

これだけのホテルやマンション型ホテルが増えることが明らかなUAEではあるが、実際にそれを満たすだけの観光客がUAEを訪れるのかというと、2001年から06年までのデータを見ると、ラスアルハイマでさえ観光客は47%も増え、この間、ドバイ全体でも観光客数は40%増を達成している。

2010年には1120万人の観光客が訪れるといった強気の予測に基くと、このリゾート開発ブームは強ち無謀だとも言い切れないのかもしれない。

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