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DUBAI ~週刊バルトジャーナル Vol.174~

 

イランからドバイへキャピタルフライトが急増しているらしい。

イランの経済紙Donyaye Eghtesadによると、イランからお金の安全を求めてアラブ首長国(UAE)へ大量の資金が移動されているという。

これまでにイランからUAEへ送金された資金は3000億ドルを超えており、この流れは全く停まる様相は見せず、資金の流出が極端な為、失業率の悪化にも繋がっている。

この半年間では従業員100人を超える企業200社が事業をたたんでおり、イランの資本逃避は日増しに日常経済に問題を生み始めている。

そんな中東のCapital Haven(資金の安全地?)ドバイだが、ここに来て不動産市場が急激な下落に襲われる可能性があると指摘され始めている。

ドバイ国土庁が世界的な不動産価格の下落の影響受け、何れドバイにもその影響がやってくるとして、不動産ブームの終焉が近いと指摘している。

市場参加の多くがもし価格の下落が始まるのなら、それはそれで歓迎すべき事で投機筋がいなくなることを期待するといった声が挙がっている。

不動産価格の下落がどれ程アメリカやヨーロッパの影響を受けるかは予測も立たないが、例えモルガンスタンレーが予見した10%の下落(2010年までに)もエジプトの投資銀行EFG-Hermesが予測した20%の下落(2011年までに)にしても何れにせよ多くの市民等は十分な利益を享受しているとして、価格の下落が現実のものとなっても然程大きな社会的な問題にはなり得ないとの声が過半数を占めている。

ドバイ不動産管制局(Rera)は楽観的な立場で、価格の下落は、更に多くの不動産投資家を呼び込む良い起爆剤になると極めて前向きな姿勢を貫いている。

例えドバイの不動産価格が10%、20%下落したとしても確かにアメリカの20%、30%、40%の下落に比べれば、まだまだ安全な投資先なのかもしれない?!

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