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07年1月1日からブルガリア、ルーマニアがEU加盟を果たすことが決まり、巨大化する欧州・中東欧に続き、巨大市場として台頭しつつあるロシア、GDP成長率が10%を上回るバルト3国、国営企業の民営化を急ぐCIS諸国といった地域の経済状況などの情報を配信しています。

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赤ちゃんポスト〜ラトビア&リトアニア〜

カテゴリー: - 編集部

バルト3国にも赤ちゃんポストが存在する。因みに日本では熊本市の慈恵病院が07年5月10日に始めた『こうのとりのゆりかご』というのが有名だ。Wikipediaを読むと日本初ではないようだが、今も運営を続けているという点で熊本県のものが一番インパクトとがあるだろう。

因みにこの赤ちゃんポストでは今所長を公募中らしい!

話をバルト3国に戻すと、最も最近では12月20日生まれの男の子の赤ちゃんが23日にラトビアの児童医療大学病院に設けられた『Baby Box』に残されていた。

置き去りにされていた赤ちゃんは新品の衣装が着せられており、数枚のオムツの他、ミルク、そして体重、血液型、注射履歴などが書かれたメモも置いてあったという。

ところで、この赤ちゃんポストだが、ラトビアでは今年の9月8日に同大学病院に設置されたばかりである。

ラトビアで今年赤ちゃんポストが設置された背景は、実はこの数年、景気悪化に伴い捨て子とされる赤ん坊が後を絶たず、赤ちゃんはゴミ箱やゴミ処理場などに放置され、多くが死んでいたという。

ラトビア同様に実はリトアニアでも赤ちゃんポスト『Window Of Life』が設置されている。こちらは正につい最近のことで先月首都ヴィルニスに設置され、こちらもこの12月18日に1人目の赤子がポストに捨てられていた。

ヴィルニスで捨て子とされた赤ちゃんは生後2ヶ月の女の子であった。

因みにリトアニアでは一度子供を捨てたとしても3ヶ月以内であれば再度自分の子供として育てることが出来る。同様に理由を問わず、赤ちゃんポストに子供を置いていったとしても親は何の罪も問われることはないという。

ヴィルニスの赤ちゃんポストは09年11月24日に設置されたばかりだが、その後、クライペダでも11月27日に同様の施設を設置している。

Wikipediaにはバルト3国の赤ちゃんポストに関する記載が見つからなかったが、世界には欧州を中心に赤ちゃんポストを設置している国が多いようだ。

本来ならこういった施設は必要のないものかもしれないが、景気悪化で食べていくことが難しくなり、仕方がなく子供を手放す親もきっといるだろう。

少なくとも折角この世に命を受けて生まれてきた子供には生きるすべが残されたことに安堵の思いだ!


メリークリスマス!How you spend your Chirstmas?!〜リトアニア〜

カテゴリー: - 編集部

皆さんはどんなクリスマスをお過ごしでしょう?今年は日本でも早々に雪が全国的にに舞い、もしやホワイトクリスマスも?!なんて期待があったかもしれません。

ヨーロッパでは全土を包む寒波が襲い掛かり欧州内陸部でも一部でマイナス10度、20度なんて所までありました。

当然バルト3国のクリスマスも寒いのですが、丁度この寒波もその勢いが薄らぎ少し前に比べるとかなり過し易い気温が続いています。話が長くなりましたが、このクリスマス、不景気に押され節約型クリスマスとなっているようです。

リトアニアでは外食派が激減し、お家でクリスマスパーティーというのが多いそうです。

このクリスマスをどう過ごすかという調査を行ったRAITによると、今年は例年よりも休めのプレゼントを買って、自炊して簡単なパーティーを自宅で祝うというのが過半数でした。

確かにこの不景気風邪がいつまで続き、いつから財布の紐を緩められるのかなんてのはなかなか想像もつかず、取り敢えず今は節約節約と節約モードに徹するのが鉄則なのかもしれない。

因みにこの調査では、回答を寄せた76%がこの不景気がクリスマスに影響を及ぼしていると回答しており、昨年の71%を上回る結果となっている、

出費自体に関しては38%が減らし、58%が昨年同様の金額を使うと回答している。

休めのプレゼントで今年は我慢すると回答したのは44%に上り、37%ではプレゼントを減らすという。また、33%でディスカウント商品やクリスマスセール品で我慢する答えている。

クリスマスディナーそのものに関しては、64%が自炊派で、52%が51リタス(約1900円)から200リタス(約7500円)の出費に留めるといい、去年の出費平均101リタス(約3790円)から300リタス(約1万1250円)からはほぼ半減したと見える。

プレゼントのための出費では、40%が50リタス(約1875円)までの出費に留め、23%が100リタス(約3750円)、15.9%で200リタス(約7500円)、4%が400リタス(約1万5000円)、そしてたったの1.9%の人が700リタス(約2万6250円)以上を使うという。

さて、皆さんは今年どんなクリスマスをお過ごしですか?

今年のクリスマス、やっぱり節約モードでしょうか?そして、幾ら位使う予定ですか???

きっと心のこもったプレゼント片手に心のこもった食卓を家族一緒に囲んだクリスマスがやはり一番なのでしょうね!


中国メーカーのバルト戦略?!〜バルト3国〜

カテゴリー: - 編集部

最近、中国がかなりバルト3国にちょっかいをかけるようになったんだが、その一環とも言うべきか欧州で真っ先に商業用ピックアップトラック及びSUV(スポーツ用多目的車)の中国最大メーカーである長城汽車がここバルト3国で販売を始める。

バルト3国で同社の販売を手がけるのはイギリスでスバル、ダイハツ、いすゞなんかを販売しているIM Groupというところで、同社の計画だとバルト3国に続いて2011年に北欧やイギリス、アイルランドで販売を始めるらしい。

長城汽車の乗用車はこれまでにも安全基準を満たしていないとかで、何度か欧州での販売を挫折しかかっていたんだが、漸く欧州や日本の安全基準をクリアしそうで、世界戦略を始められる所まで来ている。

これまでに江鈴陸風汽車がLandwind SUVを欧州で販路を求めたが、欧州の安全テストで失敗し、苦い経験をした過去があり、今回の長城汽車の挑戦は今後の中国自動車メーカーの世界での印象をかなり左右する可能性を秘めている。

因みに長城汽車は2003年12月15日に香港で株式公開し、多額の資金を集めることに成功している。

とはいえ、去年、長城汽車のPeriがイタリアの裁判所により欧州で販売を禁じられており、バルト3国での販売が今後どうなるのかはまだ不透明な部分も多い。

販売禁止にされた理由は、Periが伊FiatのPandaにそっくりだったからなんだが、長城汽車はその裁判の後もEU以外で同モデルを販売し続けている。

同社の自動車はPeriだけではなく、他のモデルも他のトップメーカー等の自動車を模造したものだと思わせる外観のものばかりである。

兎に角、欧州で拠点を構えようとする中国の戦略の一つにバルト3国が選ばれたということなんだろう。道路事情が悪いってよく指摘されるバルト3国で安全性が本当に高い水準で保たれるかは、きっと今後の事故率などではっきりする。

それを見てから長城汽車の評価も明確にされるに違いない!


一夜にして大富豪! 実はパパは大金持ち?!〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

小説のような実話がエストニアであった。『牧師様が実は大富豪だった!』というものだ!

エストニア人の牧師がDNAテストを受けた結果、何とエストニア一の大富豪だった人の息子だったという。

ロシアと石油ビジネスで巨万の富を築き上げたAadu Luukas氏の息子ではということでDNAテストを受けたRiho Pors氏がやはり血の繋がった息子であることが分かった。

Luukas氏はロシア産の石油をタリンのムーガ港を介してヨーロッパへ輸出したことで巨額の富を作り、06年に67歳でこの世を後にした。

そして数億クローンもの資産を家族に残していた。

当初は血を引くのはIndrek Luukas氏だけだと見られたが、実は他にも血を引く兄弟の存在も?何て言われ、そして今件に発展した。

そしてエストニアペンテコステ派教会で牧師を務めていたRiho Pors氏がその人。

一夜にして牧師さんから大富豪へと転身となったPors氏は、今後、牧師を続けるのか?それとも・・・

Luukas氏の名前を知らないエストニア人はおらず、タリン市中心部やエストニア国内のあちこちに数千万クローンも資金を不動産投資していた。

エストニアに広く貢献した同氏の遺産を引き継ぐことになったPors氏の今後は全エストニア人にとっても興味津々な話題だ!


凍りつく不動産市場〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

マンション売買は寂しい限りらしい。バルト3国最大の不動産サイトCity24によると1-11月の期間にエストニアのマンション売買は激減していたという。

売買件数が寂しいことから売り物も少なく、売り物が見つからないことで更に買気を無くした人達はマンション購入を控えるというスパイラルに陥っている。

12月1日の時点でマンションの売り物は1万1515戸で、戸建ても4473戸、更地は6283戸と極端に少なくなっている。サマーハウスも588戸、そして商業スペースも1434戸とお寂しい限りで、選択肢の少なさが際立っている。

年初に売りに出されていたマンション戸数は実に1万7000戸もあり、この約1年間に5500戸も売れたのではなく、その殆どが売り物を引っ込めた状態となっている。

同様に戸建ては年初には5500戸近く、サマーハウスも900戸あまり、そして更地も9000戸強も売りに出されていた。

売り物が消えたことで物件の値下がりは底値感が出始めているが、このまま景気が回復すれば御の字となるが、金融危機第2波がやって来てでもすれば売り時を逸した物件は底なし沼にもなりかねないとも懸念されている。


実入りが減って・・・〜バルト3国〜

カテゴリー: - 編集部

お給料が急激に減っている。今、そんな悲しい日々を強いられているのがバルト3国だ。

特にお給料の減少が激しいのがリトアニアで、バルト3国の中でも最も給料水準が低い。

この第3四半期を見ても、リトアニアの平均給与は、前年同期比で-7.7%となっており、ラトビアの-6.4%、エストニアの-5.9%を上回る下落率となっている。

そしてバルト3国一手取りが少ないとされたリトアニアの月給は平均620ユーロ(約8万3700円)で、ラトビアの648ユーロ(約8万7500円)、エストニアの752ユーロ(10万円強)と比較しても物足りなさは顕著である。

これだけ見ると、エストニアの高給振りが顕著だが、これでも月給は10万円程度なワケで、先進国との給与格差の解消は相当な道のりを要すことは確実だ!

2025年だかまでに欧州トップ5の所得水準を目指すと高々に掲げたエストニアも流石にそろそろ現実を直視すべきときかもしれない。

良く考えてみると、この給与水準で住宅ローンを2000万円、3000万円と抱える世帯が相当数いると思うと、日本に比べて高金利なこの地域で一生ローンを払っても払いきれるのか他人事ながら心配してしまう。


観光警察新設!〜ラトビア〜

カテゴリー: - 編集部

何と観光都市リガに観光客をサポートする観光警察なるものがお目見えした!

新たに設置された観光警察に何人かの警察官が配置され、既にリガの中心部を巡回し、観光客が犯罪などに巻き込まれていないか目を光らせている。

この新観光警察部門はこれまでのリガ地方警察の一部門として立ち上げられ、観光客泣かせの犯罪を取り締まることになっている。

そしてこの部門に配置された警察官は、観光客との会話がスムーズに出来るようにと英語官能な人材を選りすぐったとされており、ラトビアで外人さんを保護する法律的なことも熟知しながら観光客を守ってくれるという。

今後、同部門には14人の警察官が配置される計画で、そのための予算も10万ラッツ(約1832万円)が割り振られているらしい。


高級車泥棒は警察官?!〜ラトビア〜

カテゴリー: - 編集部

なぜどこの国にも警官でも悪さをする奴がいるのかな?!

先日、リトアニアで自動車を盗んだとしてラトビア人の警察官が逮捕されちゃった。

逮捕されたラトビア人警官は23日にリトアニアのPanevezys近くをBMW X5を運転中に地元警察の目に留まり声を掛けられ御用となった!

ラトビア警察も警官がリトアニアで逮捕されたことを認めており、既に担当者をリトアニアに向かわせたらしい。

リトアニアの警察は、走行中のBMX X5に停車を求めたところ、運転者が運転免許ではなく、警官の証明書を持ち出したことで逆に怪しみ、車を調べた結果、盗難車であることが判明してしまったんだと。

この盗難車は、ドイツのナンバーを付けており、シェンゲンのデータベースで調べてみると、1ヶ月前にラトビアで盗難届けが出されていることがあっという間に分かってしまい、そのまま逮捕という流れ!

今のところこれ以上のアップデートは出されてはいないけれど、リトアニア警察では、この警官が自分で自動車を盗難したのか、それとも運転だけを頼まれたのか分からないとしており、盗難車の運び屋として警察官がアルバイトをしていただけという見立てもかなり有力ともされている。

実はラトビアで最も人気のある盗難車がこのBMW X5だといい、リガだけでも先月だけで6台が盗難にあっている。


タリンに小型機用空港か?!

カテゴリー: - 編集部

タリンにもうひとつ新しいミニ空港がお目見えするかもしれない。

今、タリン市政がプライベートジェット機や小型飛行機向けに新しい空港を作ってはといった話し合いを持っており、計画通り進めばVaike-Sojamae Str 22に新小型空港が完成する。

予定地はラスナマエの4.7ヘクタールの空き地で現在のタリン空港の真横とかなり近いところにある。

一般旅客機が乗り入れする現在のタリン空港からプライベートジェット機などを横に移動させ、利用効率を拡げたいらしい。

何れにせよ市内から目と鼻の先なワケでこれを機会に何か遊覧飛行とかの観光コースが出来てもいいのではないだろうか。


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