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滞納者、10万人の現実〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

税金の滞納者が10万人を超えてきた。景気回復がメディアで取り上げられる中、市民の財布はまだまだ回復していない。

エストニアの国税によると、10万人を超える市民が税金を滞納しているという。

納税を即す国税局からの電話は個人や企業へひっきりなしになされているといい、滞納を続ける人たちはいつ脱税容疑で逮捕されるのかとビクビクしているらしい。

とは言え、国税によると、滞納者総数はこの1年で4万人も減っているといい、この催促電話攻撃が功を奏している。

現在、滞納されている税金の総額は実に62億9000万クローン(約503億2000万円)にも上っており、滞納者が減った一方で約10億クローン(約80億円)も増えている。まだまだ国税局も荒業を取ることまではやりたくはないというスタンスだが、強制力はあり、最悪の場合は、すべての資産を抑え、債権者(国家や地方政府)に支払う措置も取ると強気でいる。

ただ、ひっきりなしに朝から晩まで催促電話が響けば、皆、恐怖心だけは高まり、仕事もなかなか覚束ないという。

とは言え、もし万が一にでも個人の資産や銀行口座が差し押さえられたとしても、権利として毎月その銀行口座からは最低賃金にあたる4350クローン(約3万4800円)の引き出しは認められる。


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