日本ではマイルドセブンが 300円 → 410円 という具合にタバコ価格が3割から4割も値上げされ、これを機会にタバコをやめようかといった声も聞かれるが、ここエストニアでは喫煙の低年齢化は激しさを増しており、最新調査によると、13歳から15歳までの児童の35%が10歳以下で喫煙を始めている。
エストニア健康開発局の調査によるものだが、以前は喫煙は殆ど18歳ごろに始めたものだが、最近では13歳から15歳で始めるのが一般的になりつつあるという。
喫煙理由の一つが、タバコ代の安さだといい、喫煙する児童もタバコ代は気にならないといった意見が多く、また、喫煙する児童の家では、やはり家族の誰かが喫煙者だという。
毎年、エストニアでは3000トンのタバコが消費されており、35万人の喫煙者がいるとされている。そして、毎年750余りが肺癌で命を失い、死因の9割が喫煙だと見られている。