先日、エストニア発の肺移植手術が施された。今回の患者は61歳の女性で、手術はタルトュ大学病院を行われた。同様の手術はこれまでにも長年に渡って施術するかどうかが議論されてきたが、漸くメスが許された。
現在のところ、手術は順調に進み、術後の病状も安定している。
メスを握ったTanel Laisaar医師は、患者の肺はかなりの末期的症状にあり、今手術を施さないと手遅れになりかねなかったと手術を決めた理由を説明している。
同大学病院では、過去3年間にわたってオーストリアのウィーンにある大学病院と連携して手術の準備を進めてきたという。このウィーンの病院では、この4月にエストニア人初の肺移植手術が行われている。
現在、エストニア国内では肺移植手術を4人が待っているといい、その他にも10人が移植が必要かもしれないと診断されている。