エストニアが旧ソ連時代のラトビアから借りていた借金の返済を完済する。
エストニア政府は、政府準備金を切り崩し、200万クローンを989年米ワシントンのラトビア大使館から借り入れた借金への返済に回すことを決定した。
返済される総額は209万3071クローンで、1989年当時、在ニューヨークのエストニア領事館がラトビア大使館から借り入れたものだという。返済は11月18日を予定しており、20年前の借金を今、返済することになる。
当時、ニューヨークの領事館に勤務していたAarand Roos外交官が、万が一、エストニアが外国の金融機関に所有する資金が没収されるようなことになれば、領事館業務が出来なくなると思い、ラトビア大使館へ借入を願い出たということらしい。
当時の借入額は18万5000ドルで、当時の約束でもこの借り入れは無金利で融資されたという。