国民から愛されたエストニア・クローンがもうこれでお役御免に近付いている。独立のシンボルとして、国民から絶大な支持を得てきた通貨が今週で使い収めとなる。1月10日の時点で既に現金による買い物では80%がユーロで行われており、エストニア・クローンが日増しに市中から姿を消している。
支払いの殆どは既にユーロでされるようになり、同様にお釣りはどうかというと97%が既にユーロで戻されている。つまり、いつしか皆の財布の中身はすべてユーロという構造で、徐々にユーロが国民の財布を占領し始めている。
現在、エストニア・クローンとユーロの両方が支払いに使えるとされているが、それも今日(14日)、金曜日までで、クローンの使い収めは残りあと僅かとなっている。