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ラトビアに言論の自由はあるのか?

カテゴリー: - 編集部

ラトビア政府が強権を振るっている。ラトビア国内で通貨ラッツの切下げを唱えただけで逮捕されるという事件が頻発している。

政府の意向を受けてラトビア警察では政府の公式発表に反する内容を唱えただけで経済アナリストを逮捕し始めた! :-o

ラトビア公安は、ラトビアの経済分析を業務とする銀行員等に事情聴取を取っており、場合によっては、国家反逆罪で逮捕することも視野に入れている。

これまでに同公安に逮捕されているのは経済アナリストのDmitsi Smirnov氏と歌手Valter Fridenbergs氏で、今後は更に増えるという。

ラトビア警察はインターネットに書き込まれたあらゆるラッツ切下げ観測に関する内容をチェックしており、内部に通じたものしか知り得ない内容を書き込んだものがいるとして銀行員の総調査に着手している。

流石にここまでやるとは誰も思いもしなかったと思うが、政府の公式発表に反する言葉を公の場で発言するだけで逮捕されてしまうとなると、報道の自由を超え、言論の自由がラトビアには存在しないのではと考えておかしくない。

これまでに逮捕されているVentspils Universityで教壇に立っていた大学教授兼経済アナリストのDmitsi Smirnov氏は授業でラトビアの金融システムについて言及し、自身の見立てと予測を述べたという。

同教授は授業の中で、『もしアドバイスできるとすれば、お金は銀行には預けず、またラッツでの貯金も勧めない。この状況は危険だとして、米ドルに両替して備えておくべきだ』とし、『何年もかけて築き上げたユーロ通貨も1ヶ月で脆くも崩れ去る。ユーロは人工的に作り上げられた通貨でしかない。』と言及し、『これは実際はアメリカは欧州を狙っており、真のアメリカの狙いは弱い欧州を作り出し、強いドルで勢力を拡大することだ』と自身の意見を述べたという。

そしてこれがラッツ切下げ危機説の流布としてラトビア警察に逮捕されている。 :-(

そしてSmirnov教授と同様に逮捕されているValter Fridenbergs氏は、ライブ中に銀行から預金を早々に引き出すことを観客に強く勧めたとして公安に逮捕されてしまった。

同氏11月9日にJelgavaで『Putnu balle』というコンサートを開いていた。

バンドマネジャーは、同コンサートの中でバンドメンバーが預金の引出しやラッツの切下げ観測などを語ったことはないと公安が言う逮捕理由に異を唱えている。

Fridenbergs氏もコンサート中に冗談をいうことはしばしばあるが、コンサートが終わり観客がATMに走ったことがそのまま逮捕理由になるとは考えられないと公安による不法逮捕であると述べている。

一体どこまでが逮捕されない許容範囲なのか、またラトビアでは自身の意見を公の場で語ることに自由はないのか、政府と意向が違うことを唱えるだけで逮捕されることに問題はないのか、今、経済危機が懸念されるだけではなく、今件は言論や人権の問題にも波及しかねないと深く危惧してしまう。 :oops:


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