今、リトアニアでカジノ中毒が懸念されている。
国立ギャンブル事業協会(National Gabling Business Association)へカジノ中毒者へのカジノ入店を禁止させるように何らかの動きを取ることを求める声が殺到しているという。
同協会によると、昨年833人が入店規制をするように請願を出しているといい、この数字は07年度の422人から倍増しているらしい。
つまり、この数年で家族の誰かがカジノ中毒に染まった者をもつ人たちが増えているとの証だと見られ、何とか中毒から足を洗ってもらえないとかと真剣に規制を求めている。
実際、今のリトアニアは、欧州22ヶ国中、何と第3位となる人口一人当たりのカジノ店舗数を誇っている。
誇るような数字なのかは別として、14万2000人に1箇所のカジノ場があるというこの状態は、異常だとの声が大半だ。
このカジノ中毒者の規制に関しては、エストニアでも大問題となって、実際に営業時間の規制にまで広がっている。
そしてそのエストニアは、リトアニアに輪をかけたようにカジノが多い国である。
特にタリンには到る所にカジノが散見出来、中毒になろうと思えば、簡単にカジノに入店できる。
エストニアは11社のカジノ会社が登録しており、データはちょっと古いが去年の5月時点で全土に166箇所のカジノが営業していた。
この数字に基づくと、何とエストニアでは人口8434人に1箇所のカジノが存在することになる。
だから、あんなにカジノ中毒者がいるんだと、何だか納得だ!
ギャンブルはヒヤヒアドキドキと楽しい反面、すべてを無くしかねない遊びだから、適度で自制しないといけないよっ!