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ホテルやレストランから灯りが消えたぁ。。。〜リトアニア〜

カテゴリー: - 編集部

今、リトアニアではレストランやホテルが政府が課した増税に反対し、営業時間にもかかわらず店内の灯りを消すという抗議行動を起こしている!

彼等によるこの行動は『Lituania is Closing!』と呼ばれている。

そしてその灯りが消される営業時間は、夜の22時から24時の2時間に限られてはいるが、この間は店内に流れる音楽のボリュームも極めて小さく調整されている。

今回のこの騒動には首都ビルニス、カウナス、クライペダ、パネベジス、パランガ、ドルスキニンカイなどの223社が参加していて、更にこのデモは広がりを見せている。

因みにこのデモは5月末頃に一部のレストラン、ホテルで始まり、もし政府が何らかの増税見直しをしない限りは、今後も6月29日、7月5〜6日にかけても同様のデモを続けると強気だ!

特に7月5日、6日は建国記念日のセレモニーがあり、毎年多くの旅行者が首都ヴィルニスを訪れる。

景気後退から業界では、すでに事業継続が辛い時期でもあり、政府の良心的な対応を期待している。

ところでどれくらいサービス産業が増税で苦しんでいるかというと、税率は、付加価値税(VAT)がこれまで5%であったものが、今年一気に19%にまで引き上げられ、経営を圧迫している。

ホテルでは、稼働率が下がっており、宿泊客の取り込みとして既に価格を引き下げており、収益率が下がっているにも関わらず、更に増税では二進も三進も行かなくなっている。

Andrius Kubilius首相は、VATの変更はしないと話していて、ホラー映画を見ているのか手で目を覆って業界の存亡には見て見ぬ振りを貫いている。


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