タリンに続々と新規ホテルの開店が進んでいる。タリンのホテル建設ラッシュは外国人旅行者の大半がホテル滞在となっていることで、これまでのホテル不足の解消として地元資本、外国資本が相まって続々とホテルの開店が差し迫っている。
タリン中心部に開店間近となるSwissotel系のホテルがTornimaeツインタワーとして開店予定にあり、部屋数は200室が計画されている。現在のタリンのホテル部屋総数は5300室で、これが08年度には別途に2000室が増加される見通しとなっている。
エストニア ホテル レストラン協会のDonald Visnapuu代表によると、タリンは、より観光地そしてコンフェレンス開催地として有名になりつつあり、現状のホテル数ではそれを賄うには不十分な状態にあるという。
しかしながら、タリンが抱える問題は、季節的要因に大きく左右される体質で、冬期には極端に観光客が減少しホテルは閑散となり、夏期にはホテル数が全く足らないほど多くの旅行者が訪れる事にあるという。
今後2年間にタリンでは新たに4つのホテルが開店する計画し、それぞれが200室を超える部屋数を整えることになる。
ロシア最大の電力会社RAO UESの06年上半期の売上げ高が昨年同期の145億7000万ルーブルから31.5%増加した191億6000万ルーブルを記録したと7日同社が明らかにした。
同社の総収益は79億9400万ルーブルから54%増加した123億1100万ルーブルとなり、第2四半期は第1四半期の52億6000万ルーブルから70億5100万ルーブルに拡大した。
収益増の背景には事業経費が減少したことがあり、経費は11億ルーブルから350%減の3億2000万ルーブルにまで減少した。経費削減に成功した背景は、大型の買収案件を昨年後半以降行わなかったことなどが挙げられている。
電力販売からの収益は112億1000万ルーブルから163億3000万ルーブルまで拡大し、税引き前収益は同じく113億8000万ルーブルから158億3000万ルーブルにまで増加した。
独立系の石油ガス会社Iteraの06年上半期の収益が前年同期比で2.9倍増となる9億6040万ルーブル(約3588万ドル)となったことを7日同社が発表した。
Iteraの売上げ高は19.4%減少した122億5600万ルーブル(4億5780万ドル)となったが、経費削減などの努力で支出は66億1000万ルーブル(2億4691万ドル)に収めることに成功した。
総収益は昨年同期比で3.2倍となる61億9500万ルーブル(約2億3140万ドル)を記録し、営業収益は33.6%増の15億5200万ルーブル(5798万ドル)であった。
エストニア最大の衣料品メーカーバルティカは4日、7月期の連結売上げ高が昨年同期比で22%増となる6570万EEKとなったことを発表した。
7月の小売売上げ高は39%増加した5590万EEKに達している。卸総額では28%減の910万EEKに留まった。
傘下のMontonでは売上げ高が36%増となる3060万EEKとなり、同じくMosaicでは64%増の1790万EEKを記録した。もう一つの主要ブランドBaltmanも43%増の600万EEKの売上げを計上している。
各国別の売上げ高上昇率を見ると、この7月にロシアで64%増加し、次いでリトアニア60%、ウクライナ43%と続き、エストニアでは29%の増加となった。
バルティカの1-7月期の総売上高は25%増の4億5600万EEKであった。
ベラルーシの対外貿易がこの1-6月期に総額194億ドルに達したことをベラルーシ外務省が示唆している。
貿易相手国には、CIS諸国が全体の54.6%を占め、内ロシアがその47.7%を占めた。対CIS諸国への貿易額は上半期に32.8%増の106億ドルであった。
輸出総額は92億5100万ドルで、その内のCIS諸国向けの輸出は38億ドルであった。残りの55億ドルが非CIS諸国向けとなる。輸出額自体は期間中に25.6%の拡大であった。
上半期の貿易相手としてのお得意様にはロシアとオランダが19億3300万ドルでトップとなり、次いでイギリスの7億3240万ドル、ウクライナ4億9850万ドル、ポーランド4億5580万ドル、ドイツ4億860万ドル、スウェーデン2億830万ドルなどと続く。
一方の輸入に関しては、輸入総額は42.8%増の101億7600万ドルとなり、対CISでは68億2300万ドル、その内ロシアの割合は62億2800万ドルと他を圧倒している。
これにより、ベラルーシの上半期の貿易赤字は9億2450万ドルとなった。