ウクライナのLeonid Kuchma大統領は1日、各省庁へ業務の継続を通達し、如何なる場合においても、政府機能が停止することはないと語った。
同大統領は、11月の経済成長率が以前の水準の半分程度まで落ち込んできているとし、海外からウクライナ企業への発注が急停止していることに懸念を持っているとした。
日毎に予算収入が目減りしてきており、現在までに230%近く縮小していることから、公務員への給与の支払いや年金受給者への影響が懸念されている。
また今後は、冬季に入ることから電力需要などの上昇が大きな懸念材料となると見られている。
ロシア経済開発貿易省は1日、2008年から2010年に掛けたロシアの経済成長率を7%から7.5%程度の成長となると予測していることを発表した。
同指数は、中長期的な経済発展プログラム如何となるとし、12%〜13%のような成長はないとしながらも、7%成長は現実的な予測であるとしている。
セルビア統計局は30日、セルビアの11月の小売商品価格が1.2%の上昇を記録し、商品およびサービス価格の上昇はそれぞれ1.5%と0.3%となったことを明らかにした。
昨年12月以来の小売価格は、既に11%の上昇を記録している。また、生活費は先月期比1%増となり、03年12月期比では11.8%の上昇となっている。
11月の農業製品価格は2.3%、食料品1%、非食料品2%、飲料品0.1%とそれぞれ上昇した。
ロシア第5位の鉄鋼メーカーMechel Steel Groupは30日、ロシア政府が進める鉄鋼市場シェア第2位のMagnitogorsk社の公開入札へ21億5000万ドルを調達したことを発表した。
連邦政府では、12月22日にウラル地方を生産基盤とし、年産1000万トンの鉄鋼メーカーであるMagnitogorsk社の議決権をもつ23.8%の株式の公開入札を行う予定としている。
同社では、入札開始価格とされる7億9000万ドルの3倍となる21億5000万ドルまで支払う意思があることを同社webサイトで発表している。
また、Mechel社は、既にMagnitogorsk社第3位の主要株主として17%の株式を保有している。
Magnitogorsk社の今年上半期の総収益は56%増の150億ルーブル(5億1600万ドル)を記録しており、売上高は40%増の595億ルーブルであった。
アイスランド銀行グループIslandsbankiは29日、46%の株式を所有するノルウェイ第4位の商業銀行BN銀行の残りの株式の買収の為の買収価格を見直した事を発表した。
首都レイキャビクに本社を置くIslandsbankiは、買収額を値上げし1株340クローナ(41.96ユーロもしくは55.72ドル)の33億クローナ(4億700万ユーロもしくは5億4080万ドル)でBN銀行の残りの株式を買収する意向であることBN銀行側へ通知した。
今回の買収額はオスロ証券取引所で取引されているBN銀行株の株価に26%上乗せされた価格とされている。
29日のBN銀行の株価は1.1%上昇し、339クローナ(41.84ユーロもしくは55.56ドル)で寄り付いている。
Islandsbankiでは、今回の買収提案は11月29日から12月17日までが提案期間とし、BN銀行からの回答を待つことになる。
Islandsbankiはアイスランド証券取引所に上場しており、海外ではロンドンとルクセンブルグに支店を持つユニバーサル銀行で、保険サービスなども提供している。9月末時点での総資産は、5280億クローナ(64億2000万ユーロもしくは83億ドル)。
また、BN銀行の03年度末までの総資産は、383億クローナ(47億ユーロもしくは60億ドル)。