アメリカで大人気のオンライン支払いシステム ペイパル(Paypal)がウクライナでもサービスを開始した。
これによりウクライナは第54カ国目のペイパル加盟国となり、利用者間での支払いが容易となる。ペイパルのサービス開始によりウクライナでも国際間の支払いが容易となることで、ネットユーザーの拡大が大いに期待されている。
開始したサービスでは、取敢えず、ウクライナでの利用者には利用限度額が設定され、お金の引き出しなどに制限がある形態に留まっている。
06年9月期の消費者物価指数が 05年12月期比で3.1%の上昇となった。
8月から9月までに物価は0.2%の上昇を記録した事を統計分析省が12日発表した。同省では、06年度のインフレ率を7〜9%と模索しており、この状態であればインフレ目標は達成されることになりそうである。
国立統計局は11日、06年9月期のインフレ率が8月期の0.8%から1.1%に上昇したことを発表した。
年初からの1-9月期のインフレ率は9.1%となり、政府が予測する今年のインフレ目標10%が徐々に達成困難になり始めている。
9月期の食料品価格は平均で1.2%上昇し、非食料品では1.6%、サービスでは0.5%とそれぞれ上昇した。
ロシアからベラルーシへの天然ガス供給量が2010年までには05年度から10.5%増となる220億立方メートルに達するとAlexander Ozeretsエネルギー大臣が4日、エネルギー・エコロジー議会で言明した。
同相は、2006年〜10年度のエネルギー問題に関し、ロシアとの間に長期の天然ガス供給契約の締結が不可欠で、同時にガスパイプラインの再構築を急ぐ必要があると示唆している。
また、同相は、03年1月1日以前の対露ガス債務の返済を06年度中に終える必要があると言及しており、地下のガス備蓄施設の建設も必要と迅速なエネルギー産業の再構築を求めている。
ノルウェーの大手通信会社テレノール(Telenor ASA)がウクライナの携帯電話会社の経営権についてロシア企業と争ったウクライナ最高裁で敗訴が決定したことが3日明らかになった。
最高裁の判断は、ウクライナ最大手の携帯電話会社Kyivstarの株主であるロシアのアルファ・グループ(Alfa Group)にも大株主であるテレノールと同様の経営権があるとの決定が下された。
今回の決定により西側企業はウクライナでの企業買収や経営リスクが顕著となったことで、投資意欲が減退することも危惧される。やはり旧ソ連メンバーとして依然ロシアの影響力の下にあるとの思惑も払拭できず、ロシア政府からの支援を背景としたアルファグループのウクライナでの事業展開に西側企業としては今後の対応を苦慮せざる得ない状況となっている。
Kyivstarの株式価値は50億ドルから80億ドルと試算されており、ロシアのMTSが傘下に置く競合のUMCと共に事業規模を急速に拡大させている。
テレノールとアルファグループとの間には、ロシア第2位の携帯電話会社Vimpelcomの株主といった共通点があり、それぞれが同社の経営権の取得で競い合っている。
テレノールでは、現在、Kyivstar株56.5%を保有しており、既に連結決算の対象扱いとなっている。一方で43.5%の株式を保有するアルファグループではKyivstarとVimpelcomを合併させ、合併会社を傘下に収めることを目指している。