ここ数ヶ月、不動産業界では市場が回復する兆しが見られるとメディアとのインタビューで答えるところが多いが、では実際の取引件数はどうなっているのだろか?
必死にデータを適当にいいように引用し、今が投資チャンスと謳い不動産投資を必死に説く業者もいるようだが、実際には、昨年公証された不動産売買件数は物凄い激減となっている。
一昨年、1年間で公証された不動産取引は7万1319件であったが、その後となる09年には実に35%近く減少し、4万6342件にまで減っている。
確かに昨年の第4四半期には取引件数は若干増加したが、取引金額はとても少なく、首都圏を中心とした小さなマンション物件ばかりの売買ばかりが成立し、地方の不動産や開発計画物件などは背筋が凍るほどの状態で業界を潤うような状況には全く至ってはいない。
07年以降、毎年のように取引件数は激減が続いており、当分、この傾向に変化は期待できないというのが現実のようだ!