現金自動預け払い機、所謂ATMが安全上問題があるという。
バルティックタイムズによると、クレジットカードの犯罪が急増しており、特にATMを介した違法引き出しが問題化している。
同紙によると、現在稼動しているリトアニアのATMの実に30%以上で安全性のアップデートがなされていないという。
銀行は、システムのアップデートに巨額を投資する必要があるが、投資資金が巨額すぎ、二の足を踏んでいる。
最もシステム改善に前向きなのがSwedbankで、同行は全てのATMにEMT標準をクリアさせるように行内手続きに入っている。
同様に大手のSEBでも既に同行の全ATMはEMV標準をクリアしており、何ら問題ないとコメントを出している。
特に中小の銀行で新たな投資資金が不足している銀行でシステム改善が遅れているという。
現在、リトアニアには約1400台のATMが設置されている。
タリン近郊に人工カジノ島建設を提言しているMärt Sults氏がカジノ建設に先ず3億クローン(約30億円)の融資を必要としている。
地元紙Eesti Päevalehtによると、同氏はドイツ系の銀行から融資を得る計画を立てているが、その融資判断を得る上でもタリン市からも何らかの援助を必要としているという。
同氏によると、カジノ島建設には14億クローン(約140億円)を必要とし、先ず第一期工事として3億クローン(約30億円)が必要だという。
同カジノ島は、3区画からなっており、それぞれは子供向け施設、文化施設、そしてカジノを含む大人向けの娯楽施設となっている。
それぞれの島は全て橋で結ばれており、カジノ島に入島するには入場料を取る計画だ。
LTV1によると、ラトビア政府が独立記念日の記念式典の為に約200万ラッツ(約4億1400万円)の予算を組んでいる。全て国民からの税金で賄うことになるが、予算の多くが装飾やそのデザイン、首都のネオンなどに使われるという。
ネオンやデザインなどの装飾に29万ラッツ(約6000万円)の他、記念式典ビデオの作成に大統領分として9万5000ラッツ(約2000万円)、首相他分として8万ラッツ(約1656万円)が計上されている。
Ivars Godmanis首相は、支出し過ぎとの声に対して、式典予算は極端に贅沢な支出ではないとして、エストニアやリトアニアでは更に多額の予算を取っていると説明している。
BNSによると、最新調査の結果、リトアニア女性の所得は男性のものよりも18%も低いことが分った。
調査を行ったのは国立学生局で、調査の結果に対し、賃金の男女差は全く狭まっていないという。
しかしながら、65%もの市民等は賃金に男女差がないと思っているという面白い結果も出ている。
EU平均と比較しても男女差は15〜20%となっており、リトアニアも賃金の男女差はEU水準とも言える結果であった。
これまでにも既に年金原資が不足気味であったが、ここにきて世界的な株式不況に追い討ちを受ける形でエストニアの年金システムそのものの存続が危ぶまれている。
経済ニュースBBNによると、Ivari Padar財務大臣すら年金システムに何らかの法律改正が成されない限り、今後数年間、国家は更なる借入を増やすか、増税して年金不足分を補うかするしか方法がないと認めている。
財務省予測では、今後4年間に必要となる年金支払額は128億クローン(約1280億円)に上り、特に2010年と2011年のそれぞれで30億クローン(約300億円)以上の不足が現時点で分っている。
同省によると、最大の年金原資不足の問題は、経済環境の変化による運用赤字や年金受給者が急増しているということではなく、年金を積み立てている就労者が高齢化により減っていることだという。