不動産詐欺を働いたとしてLiis Haavel氏とVello Loit女史に関する公聴会が2日からタリンで始まった。
地元紙Postimeesによると、28歳のLiis Haavel氏と42歳になるVello Loit女史は、高齢の年配者を狙って不動産を不法取得していた。
両名の事件が表沙汰になった背景は、両名が詐欺にかけていた事件で公証人が最後の最後で超高額物件の売買取引で偽装された書類の詳細に疑問に感じたことで調査が入り、事件が発覚した。
タリン市に生活用水を提供するTallinna Vesiがタリン市政府が許認可を出さない段階で料金の値上げを試みている。
同社では水道料金の13.4%の値上げを目指していたが、市政府がその申請を却下していた。
タリン市政府では、値上げの申請は却下したが、13.4%を下回る値上げに関しては協議のテーブルにつく用意があると示唆している。
Tallinna Vesiは、昨年にも12.3%の値上げ申請を行っており、協議後、11.7%の値上げの許可を勝ち取っている。
LETAによると、DnB Nordが行った調査の結果、ラトビア市民の最大の心配事は、経済全般に先行きが懸念されることだけではなく、仕事を見つけることや生活費が高騰していることなどが挙げられているという。
今年も夏が終わりを告げる時期に来ており、今後ラトビアでは今冬のガス、暖房費、電気代、燃料費などが心配事となり始めている。
調査の結果からは、市民等の73%がガス料金、暖房費、電気代といったエネルギー価格の高騰を最も懸念しており、料金がどれ程今後値上げされるのかが最大の関心事であるかが分った。
食料品の高騰も輪をかけて生活費を圧迫しており、生活が苦しくなることを皆懸念している。
昨年、タリンに開業した5つ星ホテルであるスイスホテル(OÜ Swissôtel Estonia)が07年度決算で結局6160万クローン(約6億2220万円)の赤字に終わったことが明らかになっている。
地元紙アリパエブによると、昨年度の売上高は330万クローン(約3232万円)に留まり、開業が遅れに遅れたことで収支バランスは6000万クローン(約6億600万円)を超える赤字となってしまった。
同社のAive Kalev財務執行役は、現在の経済状況を踏まえるとホテルはそれ程悪い状態ではないといい、しかしながら、近々に黒字化するとは思えないと今後も事業が黒字化するには時間がかかることを示唆している。
バルティックタイムズによると、リトアニアの通信最大手Teo LTがヴィルニス在住のVytautas Petrauskas氏に対して1200万リタス(約5億5200万円)の損害賠償を求めて訴訟を起こしている。
同社では、旧本社ビルを売却して新社屋の建設を始めていたが、建設の届けを出していたヴィルニス市政府が地元民への通知を怠っていたことで建設を開始してから建設計画を知ったPetrauskas氏の建設反対の申し出により建設作業が滞ったことで同社が被った損害は大きいとして同氏に対し1200万リタスの損害賠償を求める訴訟を今回起こした。
同社は、既に旧本社ビルを売却しており、旧本社ビルを一時的なオフィスとして利用し続けているが、この間は全て無用な支出ということになり、この分の埋め合わせをPetrauskas氏に求めた格好だ。