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07年1月1日からブルガリア、ルーマニアがEU加盟を果たすことが決まり、巨大化する欧州・中東欧に続き、巨大市場として台頭しつつあるロシア、GDP成長率が10%を上回るバルト3国、国営企業の民営化を急ぐCIS諸国といった地域の経済状況などの情報を配信しています。

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進む貧困化、5人に1人は最賃レベル?!〜リトアニア〜

カテゴリー: - 編集部

リトアニアの統計資料を見ると、去年10月の時点でリトアニアの最低賃金とされる800リタス(約2万9200円)もしくはそれ以下の給与しか得ていないとされるものが就労者数の内、19.6%もあることが分かる。

08年の時と比べると、景気の悪化が背景にあるのか、最低賃金しかもらえていない者は6.4%増加している。

去年の約2割という水準は、実に2004年にまで遡り、当時も20%が最低賃金で生活していた。

この時はまだEUに加盟したばかりでまだまだこれから賃金は右肩上がりで上昇すると志と希望はとても高くあった時代である。それに対し、今はこれからは更に賃金は減少するかもしれないと懸念の時代に入っている。

就労者全体を見ると、月給が税引き前で1500(約5万4750円)から2500リタス(約9万1250円)を得ているものは29.9%おり、2500リタス以上を得ているものは26.1%となっている。その中でも高給取りとされる5501リタス(約20万円)以上の給与を得ている者は2.9%ととても少ない。

全体平均としての平均給与は2077リタス(約7万5810円)だといわれるが、超高給取りとされる1万リタス(約36万5000円)以上の所得を得ているの者も3583名もいる。

所謂所得の中間層といわれる人達は1500リタス以下しか稼いでおらず、全体の44.1%に達している。


中小零細は未だに真冬真っ只中!〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

企業破綻数が激増中である!

2009年度の企業破綻数が1999年以来の多さとなっている。昨年、エストニアで破綻した企業の総数は1055社にも上り、その他にも14ものNPOも経営が行き詰ってしまった。

この数字は、08年度と比較しても急激な伸びとなっており、08年度期比では2.5倍に達している。

景気が回復し始めたと言われるエストニアだが、実際、この景気回復を追い風と出来る企業はかなり限られるといっても過言ではなく、昨年破綻した企業は、実に133社に1社が破綻しており、この傾向には依然変化は見られず、資金が底を付く企業は今年もまだまだ増えるという。

特に中小や零細企業では破綻するか廃業するかといった企業が増えそうだ。

ところで、過去数年を見ると、好景気とされた2007年度の企業破綻数は202社に留まり、2003年から2005年、そして2008年を見ると大体400社から460社が平均して破綻している。

エストニア版帝国バンク、Krediidiinfoによると、今年、破綻が予測されるのは実に1700社にも上るらしく、特に建設業界は厳しく、多くが業界から消えるという。

建設業界、冬の時代はだまだ続くらしい!


大統領も大変です。。。バスで遠路帰国?!〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

トルコに出張中だったトーマス大統領(Toomas Hendrik Ilves)がアイスランドの火山が噴火したことで足止めをくってしまった。諮問団を連れてトルコを訪れていた大統領は大統領夫人と共に何とバスでエストニアまで戻ろうという?!

元々大統領等は18日にトルコからポーランドへ向かう予定であったがこのスケジュールを変更せざる得なくなってしまった。

ポーランドではカチンスキ大統領夫妻の葬儀に出席するつもりだったというが、飛行機が飛ばない以上、どうしようもないということに!そしてそんなバスの旅は、ブルガリア、セルビア、ハンガリー、スロバキア、ポーランド、リトアニア、ラトビアそしてエストニアという経路を通る予定といい、それを警備する各国の地元警察の警察車両も大変なこと間違いないだろう!

ちょっと想像すると分かるが、映画などで米大統領選挙などで長距離を大統領候補が走り回るっていうのとどこか似ている。しかし、こちらはアメリカではないが現役大統領が走るバス。明らかにその警護は物凄いものになるに違いない?!

因みにトーマス大統領、ポーランドでの国葬には間に合わなくなったが、ポーランドを通る際には墓地を訪れるつもりらしい。

とは言え、こんなバスによる長旅、大統領がするとはちょっと想像が出来ないないが道路脇でもしこの一団とすれ違ったとすれば結構笑える(手を振ってくれるかな?!)かもしれない。

今頃はどの国を走っているのか?!とちょっと気になるが、既に空港閉鎖も解かれ始めているのでもうとっくに飛行機でポーランド入りしていたりして?!

自然災害なので誰にも文句は言えないが、自然の強さというか人間の無力さを今回のことで改めて知った気がする。


増えるエイズ患者〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

バルト3国はエイズ患者が多い地域であるといったことがよく聞かれる。

実際の数字はというとエストニア保健衛生局のデータによると、今年(2010年)の1-3月期に既に93人が新たにエイズ患者だと認定されている。

因みに、この93人中の実に23人が今服役中だという。これは収監後にHIVに罹ったのだろうか?

月別で見ると、1月に33人が発症し、2月に31人、そして3月に29人がそれぞれ新たに発症している。

過去数年を見てもエイズ患者数はやはり人口に比べて多いといわざる得なくエイズ患者数は291人に上り、HIV感染者では7413人にも上っている。この数字は日本のHIV感染者総数1万1316人(エイズ動向委員会報告2009年データ)と比較しても遜色ない人数だろう。

というか、人口を比べるとやはりかなり多すぎると言わざる得ないだろう!

 


大学有料化で教育現場崩壊を回避?!〜ラトビア〜

カテゴリー: - 編集部

ラトビアのストックホルム経済大学の教授がラトビアの高等教育が崩壊の危機にあると今、警鐘を鳴らしている!

リガにある同大学で教鞭に立つAnders Paalzow教授が地元誌に答えたインタビューの中で「現状を踏まえると、ラトビアの高等教育は質より量が重要視されるべきで、授業料を支払う学生を増やすようにしていかないと教育現場は崩壊する」と懸念を示唆している。

ラトビアの大学は、国からの補助が削減され、教育現場は財政的に辛い立場に置かれており、経営を考えると優秀な学費免除の学生50人を教えるよりも学費を支払ってくれる学生100人を集めないと経営がなり行かないという。

同大学は、元々ラトビアとスウェーデン政府の双方が資金を出し合って運営されてきたが、今後は学費を徴収することを始めるという。その背景は、この6月にもスウェーデン政府が支援を止めることを決めており、その為、学生から学費を取らざる得なくなるからだという。

これまで無料だったものが来年度からは1500ユーロ、2200ユーロ、3500ユーロといった学費が学生に課されることになる。

学費の有料化で同大学への入学希望者が減ることに懸念は示すものの、大学としては高質な教育を受けることが出来るのであれば学生もそれに見合った金額を支払うことに躊躇いはないだろうとある程度楽観的に捉えているという。


ユーロディズニー、人材確保にエストニアに注目!〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

ユーロディズニーがエストニアから百人単位で採用したいと計画中だという!

人材募集としてユーロディズニーはこの2月にもバルト3国を周ってリクルートキャンペーンを行っている。その時にはエストニアでは50人を面接し、30人を雇用しており、エストニア人の働き振りを見て新たに100名、200名単位でエストニア人を雇用したいと目論んでいる。

今回の採用キャンペーンでは、既に268人がパリで行われる面接に呼ばれているといい、ディズニーとしては可能な限り多くのエストニア人を採用したいとしている。

今回募集されている職種は清掃、カスタマーサービス、アドミンスタッフといったものが中心となっている。


大統領と大関ではどっちが高給取り?!〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

エストニアの大統領って一体いくら貰っているのだろうか?

物価や経済規模からいって日本や欧米先進国とそのまま比較するわけにはいかないが、それ相当の金額を頂いているに違いないといいたいところだが、実は昨年の所得総額は120万クローン、円換算すると960万円に過ぎない。

何だかこの金額だとただの高給取りの一サラリーマンと変らない気がするが、月収8万から12万円が平均とされるエストニアでは月に80万円も貰えれば列記とした高額所得者と言えるだろう!

大統領の所得は、08年度は98万9454クローンで、一昨年では100万2000クローンと若干のバラつきがある。

ところで、春場所、エストニア出身の把瑠都関が念願の大関取りに成功した!

たった一回の挑戦で成功させた所が彼の素晴らしさでもある。

では大相撲の世界の月収ってどれ位なのかご存知だろうか?

大関の月給は、実は約234万円も貰えるのだそうか。関脇時代が長かった把瑠都関だが、関脇でも約169万円も貰っていた。

つまり、見ての通りエストニアの大統領の月収が80万円に対して把瑠都関は関脇時代でさえ2倍のお給料を貰っていたことになる。大関のお給料と比較してしまうと、実に約3倍ということに!

こうなると把瑠都関も可能な限り長く相撲取りを続けてお金を貯めるか、帰化して親方になって協会に残るか考えるかもしれない?!

新大関となった把瑠都関、親孝行としてお母さんへ畑が簡単に耕せるようにトラクターをプレゼントしたいんだそうだ!

この素朴感と親孝行さが今の人気を現しているのだろうか?!


ようこそジャマイカへ?!〜リトアニア〜

カテゴリー: - 編集部

ナント、リトアニアからジャマイカまで直行便が就航するという!

リトアニアの首都ヴィルニスからジャマイカの首都キングストンへカリブの格安航空YammyAIRが直行便を就航させた。

4月5日から就航が始まった同路線、機会があれば是非、乗ってみたいところだが、基本的にこの先半年間を週1便、そしてその後は週に2便としてフライトスケジュールを増やしていく方針だという。

バルト3国から初となる就航先ということもあり、リトアニア人だけではなく、ラトビア人、エストニア人にとっても興味を引く旅行先だと見られており、大きく注目されている。

因みに同社は、このイースター休暇に苗字にEgg、そう「たまご」という言葉が入っている人へは自動的に7割引の価格で航空券を販売した!

今後も同様の取り組みをしていくといい、一気にジャマイカ人気が爆発するかもしれない!

新たな取り組みとしてヴィルニス空港はこのジャマイカ路線の開設の他にもマイアミ(アメリカ)、シドニー(オーストラリア)、ホノルル(アメリカ)といった路線の開設も計画しているといい、タリンやリガからは行けない旅先への就航でヴィルニス空港の優位性を図ろうと取組んでいる。


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